北海道・函館が舞台の映画「海炭市叙景」(熊切和嘉監督)が10月に開催される「第23回東京国際映画祭(TIFF)」(ユニジャパン、同映画祭実行委員会主催)のコンペティション部門で上映されることになり、30日、東京・六本木ヒルズで行われた記者会見に、出演者の南果歩さん、谷村美月さんがゲストで登場。南さんは「地元の方たちの熱情に支えられ、プロの俳優と地元の人たちがマーブル状に絡み合って、本当に幸せな形で作られた作品。函館の方たちと一緒に、このような形で上映できることの喜びを分かち合いたい」と語った。
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「海炭市叙景」は作家の故・佐藤泰志さんが故郷の函館をモデルにした“海炭市”を舞台に、そこに生きる人々の姿を描いた未完の連作短編小説を映画化した作品。函館で映画製作実行委員会が結成されたのがきっかけで市民から製作費などの協力を募って準備を進め、函館市内で撮影された。加瀬亮さん、小林薫さんらも出演しており、オーディションで選ばれた地元の人々も多数登場している。音楽はジム・オルークさんが担当した。
谷村さんは「(約1カ月半と)撮影期間は短かったんですが、函館の地元のみなさんと作った温かい作品になりました。一人でも多くの人に見てほしい」と笑顔でアピールした。
TIFFは10月23~31日、六本木ヒルズ(東京都港区)を主会場に都内の劇場などで開催されるアジア最大の映画の祭典。この日の会見では、上映作品のラインアップが発表され、オープニングでは「ソーシャル・ネットワーク」(デヴィッド・フィンチャー監督)を上映するほか、昨年の「アバター」に引き続き、今年はディズニーの最新3D作品「トロン:レガシー」(ジョセフ・コシンスキー監督)の特別映像のプレミア上映も行われる。
コンペティション部門では「海炭市叙景」など計15本(予定)が上映され、審査委員長はニール・ジョーダン監督が担当する。クロージング作品には「ザ・タウン」(ベン・アフレック監督、主演)が上映される予定。また、女優の木村佳乃さんが「映画祭大使」、モデルの杏さんが、エコロジーをテーマとする同映画祭の「グリーンアンバサダー」に、それぞれ昨年に続いて起用された。
「海炭市叙景」は、12月上旬の渋谷ユーロスペース(東京都渋谷区)を皮切りに、順次全国公開予定。函館では11月27日に先行上映される。(毎日新聞デジタル)
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