人気作家の東野圭吾さんの最高傑作といわれる小説を映画化した「白夜行」(深川栄洋監督)のポスターが13日公開された。女優の堀北真希さん(22)が演じる主人公の究極の悪女・雪穂と、俳優の高良健吾さん(22)演じる亮司がガラス越しに寄り添うような構図で、「二番目に殺したのは、心。」というキャッチコピーが付いている。
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原作は、97年に「小説すばる」(集英社)で約2年間連載され、99年8月に単行本として発売し、累計190万部以上を売り上げている長編ミステリー小説。物語は大阪の質屋の店主殺害事件で幕を開ける。何人も容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま、事件は容疑者の自殺をもって一応の解決となる。だが、担当の笹垣刑事だけは、容疑者の娘である暗い目をした美しい少女、雪穂と被害者の息子である悲しい目をした物静かな少年、亮司の姿が、いつまでもまぶたに焼き付いていた。やがて、成長した雪穂と亮司の周囲に、不可解な事件が立て続けに起こる。そして笹垣は“白夜のように”当てどもない世界を、互いの息遣いのみを頼りに生きた雪穂と亮司の確かな愛に思い至る……というストーリー。05年に舞台化され、06年にはTBS系で綾瀬はるかさんと山田孝之さんの主演でドラマ化されている。
堀北さんはこの映画で並はずれた美貌(びほう)の裏側で、のし上がるために自分の手を汚さずに周囲の人間を不幸に陥れる“究極の悪女”を熱演し、新境地を開いている。雪穂に献身的な愛をささげる亮司役の高良さんは、「ソラニン」「おにいちゃんのハナビ」など今年映画の出演作の公開が6本を数える若手実力派。ナイーブさで、亮司の抱える根本的な諦観(ていかん)と絶望、かすかな希望を繊細な演技で表現した。監督は、「狼少女」(05年)や「真木栗ノ穴」(07年)、「60歳のラブレター」(10年)など、オファーが途切れることがないという33歳の若手、深川監督。そのほかのキャストは、笹垣刑事役の船越英一郎さんや戸田恵子さんなど実力派が出演する。
宣伝プロデューサーの夏目苗子さんは、ポスターについて「堀北さんが、いままで見せたことのない役どころだということを印象付けたかったのと、雪穂と亮司の関係を『光と影』というイメージで打ち出したかった。また『二番目に殺したのは、心。』というコピーは、2人に何があったのかという言葉の表現を作ることで、より2人の世界が広がるようにと思いました。インパクトのあるビジュアルに出来上がったと思っています」とコメントしている。予告編は16日から全国の映画館で上映され、映画は11年1月29日に公開予定。(毎日新聞デジタル)
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