河村隆一:「集まったからには、やり続けていきたい」 「LUNA SEA」継続に意欲

インタビューに応じた河村隆一さん
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インタビューに応じた河村隆一さん

 初のドキュメンタリー番組「我流」が17日、BSフジで放送される歌手の河村隆一さん(40)が、インタビューに応じた。河村さんは、8月に活動再開を発表したロックバンド「LUNA SEA(ルナシー)」について「集まったからには、やり続けていきたい」と再開後のバンド活動継続に意欲をみせた。(毎日新聞デジタル)

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 河村さんは2000年に“終幕”として活動を休止した人気ロックバンド「LUNA SEA」のボーカル。その「LUNA SEA」が今年8月、11月に活動を再開し、ドイツ、アメリカ、香港、台湾、日本で世界ツアーを行うことを発表した。ソロとバンドでの活動について河村さんは「ソロでノンマイクでコンサートをやることは最初、怖かった。それができるかどうか、一つ一つハードルを越えてきたと思う。だからこそ、バンドに戻ったときに成長した自分をバンドの中でも表現できると思うし、バンドももっと強く輝くんではないかと思っている。バンドのチャレンジは楽しみの一つでもある。もう一度、音を出すのがすごく楽しみ」と心待ちにしている様子。

 世界ツアーの発表会見で触れた新曲について「今、まさに作ってます。普通にリリースするのがいいのか、ライブだけでやるのがいいのか、いろんなことを話している」と言及。また今後のバンド活動については「一夜限りの復活をやってはや3年。『やろう』と言って始まるまでにすごく時間がかかるバンドだから、次にいつやれるかは正直未定」と言うが、「(終幕をへて)集まったからには、やり続けていきたいっていう意識はある。自分たちのハードルがすごく高いバンドだから、時間はかかると思いますね」と長期的な活動を示唆する発言となった。

 「LUNA SEA」のライブを待つファンへのメッセージを求めると「自分が想像している自分とか、ファンのみんなが想像している『LUNA SEA』、僕・RYUICHIっていうものを超えられるかが今回の焦点。(東京ドームでのライブ初日の12月)23日が仮に100点だとしたら、24日は101点、105点、110点と23日以上のライブをやりたいと思う。それはすごく難しいけれど、それをやれるのが『LUNA SEA』だし、やっていきたいと思います。ファンのみなさんには『みんなの想像超えるよ』って言いたい」と話し、「そう言った瞬間に想像が膨らむから、もっと難しくなるんだけど」と笑顔を見せていた。

 河村さん初のドキュメンタリー番組「我流」は、カンボジアの世界遺産「アンコール遺跡」でのライブを計画している河村さんが、7月に初めて同遺跡を訪れ、遺跡からインスピレーションを受ける姿や、自らの音楽について語る姿がとらえられている。後半では和歌山県の白浜を訪れた旅にカメラを入れ、河村さんが友人らとゴルフなどを楽しむプライベートな姿が映し出される。BSフジで17日午後2時~同3時に放送予定。「アンコール遺跡」で行うライブについては番組内で発表される予定。

 <プロフィル>

 かわむら・りゅういち。89年に結成したロックバンド「LUNA SEA」のボーカルとして92年にメジャーデビュー。97年からソロ活動をスタート。09年4月に最新アルバム「Piano」、今年1月には16枚目のシングル「抱きしめて」を発売。マイクや音響機材を使わないライブに挑戦し、09年には世界遺産「厳島神社」でのコンサートも開催した。ミュージカル「CHICAGO」にも出演するなど活動の幅を広げている。「LUNA SEA」は00年に“終幕”後、07年12月24日に一夜限りの復活ライブを行った。世界ツアーは10年11月27日のドイツ・ボーフムに始まり、12月4日に米国ロサンゼルス、12月11日に香港、同月18日に台湾で行い、同月23、24日には東京ドーム(東京都文京区)で開催。

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