藤原竜也さん(28)主演の心理ミステリー映画「インシテミル」(中田秀夫監督)が16日に公開になり、東京都内で開かれた初日舞台あいさつで出演者らが撮影時のエピソードを披露した。
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「身近な疑心暗鬼」について問われた石井正則さん(37)は、藤原さんとのやり取りを紹介。「僕が目の前に行くと『あれ? 石井さんどこにいきました?」と必ず冗談を言うんです。今までは僕の背が低いからかと思っていたんですが、最近『石井さん存在感が薄くなってきたな』って思ってるんじゃないかと……。あまりにやり過ぎなんで」と心配そうに話した。藤原さんはこれに対して、「正直なところ、ちょっと(存在感についてという部分も)あるでしょうね」と返答。石井さんが「リアルなトーンで言わないで!」と悲痛な声を出すと、「冗談です。僕の悪ふざけに付き合っていただいてるんです」と、先輩を立てていた。
北大路欣也さん(67)は「若い方に交じって『インシテミル』してみました」とおちゃめにあいさつ。「虚構と実像の世界の境目が僕にはつかめないぐらい『今』のドラマ。ある意味では恐ろしいし、ある意味では悲しいし、腹が立つ。でも僕の役だけじゃなくて現実の生活の中で、この心境が当てはまる方がいるんじゃないかと思いながら参加しました」と解釈を披露した。
片平なぎささん(51)は「あるアイテムを使って私が凶器を探すシーンでは、正直『あんなもんで分かるわけないじゃない」と思った。でも監督がすごく真剣に指導してくださるので、『これはクソまじめにやることでミステリー感が出るんだな』と信じ切ってやりました」と、全幅の信頼を寄せていたことを明かした。
中田監督は「これだけ虚構の話だけど、お客さんにはリアルに伝わらないといけないからと、とことん話し合ったのを鮮明に記憶している。主役一人ずつと日替わりで仕事をしているという感じの、ある種のヘビーさ。でもそれを楽しんでやりました」と総括した。
映画は、時給11万2000円という高給に引かれ、謎の実験に参加したメンバー10人が、生存と大金をかけた死のゲームに挑むことになるというストーリー。10年の「このミステリーがすごい!」で作家別1位となった米澤穂信さんの小説を「リング」などで知られる中田監督が映画化した。16日から全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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