ジェネラル・ルージュの凱旋:「チーム・バチスタ2」が正月特番で復活 仲村「ついていくだけ」

「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋SP」の1シーン=関西テレビ提供
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「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋SP」の1シーン=関西テレビ提供

 俳優の伊藤淳史さん(26)主演の医療ミステリードラマ「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋(がいせん)」(関西テレビ・フジテレビ系)のスペシャルドラマが、11年1月2日に放送されることが23日分かった。伊藤さんは「僕自身、思い入れのある作品、役柄であり、また演じられることを今から楽しみにしています」とコメント。共演の仲村トオルさん(44)は「ドラマの出演メンバーにまた会えるのかと、まずは、それがうれしかったですね。伊藤くんは何もしていないかのように見せて、実はとってもムードメーカー的な役割も担っていて、結局、彼がこの現場を引っ張っていってくれているんで、僕はついていくだけです(笑い)」とコメントしている。

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 4月に放送された同ドラマは、累計800万部を突破した海堂尊さんの小説「チーム・バチスタの栄光」シリーズ3作目「ジェネラル・ルージュの凱旋」が原作。08年秋に1作目を原作にしたドラマ「チーム・バチスタの栄光」が伊藤さん主演で放送された。映画は竹内結子さん主演で、白鳥役に阿部寛さんを迎え08年に「チーム・バチスタの栄光」が、09年に同じコンビで「ジェネラル・ルージュの凱旋」が公開された。

 ドラマは救命救急センターを舞台に、伊藤さん演じる、人のいい心療内科医の田口公平と仲村さんが演じる厚生労働省の官僚、白鳥圭輔のコンビが、素性や病名が分からないまま搬送されてくる患者の病因を突き止めていく姿や、救命医療の現実を描く。スペシャルは、連続ドラマ最終回に起こったコンビナート爆発炎上事故直後の東城医大からスタート。患者であふれかえる緊急事態の中、天才救命医で「ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)」との異名を持つ速水晃一(西島秀俊さん)の下に、ICU患者の死を予告する怪文書が届く。田口と白鳥は謎を解き明かすことができるのか……という物語。同センターの医師役で女優の加藤あいさん、お笑いコンビ「TKO」の木下隆行さんも出演する。

 久しぶりの撮影について、伊藤さんは「半年前の気持ちを思い出すのは大変ですが、白鳥さんやチームジェネラルの皆さんに力を借りて頑張りたい。『11年も1年楽しく、頑張ろう』と思えるような作品になるように、スタッフ、キャスト力を合わせて、すてきな作品にしたいです」と話した。西島さんは「半年のブランクという難しさはあるかもしれませんが、もう一度速水という人物を演じられる喜びの方が大きいです」と語り、「連続ドラマ最終回の続きを見たいと、出演者である僕自身も願っていました。田口先生と白鳥さん、チームジェネラルはコンビナート火災の被害者たちを救うことができたのか。その後のそれぞれはどうなっていくのか。本当に楽しみです」と、SPドラマへの期待感を募らせていた。

 仲村さんは、今回の撮影を楽しみにしながらも、唯一心配している点として「肩書はまさかあれ以上に長くなっているということもないとは思うので、寒さですかね……。連続ドラマの続きから話が始まるんだとすれば、季節的には、ものすごく暑い季節の話になるのですが、きっとロケはものすごく寒いですよね……。白衣や術衣の方々は季節はあまり関係なさそうですが、僕の場合はなあ……というのが心配している点です(笑い)」と明かした。ドラマは、2011年1月2日午後10時~11時半にフジテレビ・関西テレビ系で放送される。(毎日新聞デジタル)

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