福山雅治:「どんなおつまみよりうまかった」 祖母と母とのエピソード語る NHK会見

「ホットスポット 最後の楽園」の会見に登場した福山雅治さん
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「ホットスポット 最後の楽園」の会見に登場した福山雅治さん

 11年1月から始まるNHKスペシャルの自然ドキュメンタリーシリーズ「ホットスポット 最後の楽園」に出演する俳優の福山雅治さん(41)が27日、会見に登場し、5~6年前に母と一緒に祖母の家を訪れた時のエピソードを披露しながら自然に興味を持つようになった経緯を説明した。福山さんは「ばあちゃんが野菜を作り、母親がそれを調理して、孫の僕がそれを食べて。つながってるという感じがした。今まで食べたどんなおつまみよりもうまいと思った」と語った。

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 「最後の楽園」は、絶滅が危ぶまれている生き物がすむ「ホットスポット」で3年の歳月をかけてとらえた光景を紹介するドキュメンタリー。NHKと米、仏、ニュージーランドのテレビ局の共同制作で、世界70カ国での放送が決定している。福山さんは「旅人」となって、ブラジルとマダガスカル、日本のホットスポットを訪れるほか、プロローグ回とシリーズ全6回のナレーションを務める。

 会見で「自然の成り立ちとか構成に興味がある」と話した福山さんは、そのきっかけを聞かれ「自分が自然の一部だなと感じたことがあった」と切り出し、昔、ミカンや米、野菜を作っていたという祖母の元へ、母親を連れて車で出掛けた際のことを振り返った。

 「裏の畑でばあちゃんがホウレンソウとかタマネギを作っていて、土いじりをしていた。母と一緒にばあちゃんが作っている野菜を収穫して『雅治、こっちの方がいい野菜だから持って帰りなさい』とか言われ、『また来るから』と言って家に帰ってきた。僕がお酒を飲むときに、ばあちゃんが作ってくれたホウレンソウで母親がおひたしとかを作ってくれて、それが今まで食べたどんなおつまみよりもうまいと思った」と話した。

 続けて福山さんは「こうやって僕は母親から育ててもらい、母親も祖母から育ててもらって、連鎖、つながりを感じました。すごくつながった感があって、改めて祖母がやってることの偉大さを感じたんです」とコメント。「ひょっとしたらいい気分で酔ってただけなのかもしれないですけど」と照れ笑いでエピソードを締めくくった。

 「最後の楽園」は、総合テレビで11年1月10日午後7時半~同8時43分に「プロローグ 地球・生命の物語(仮)」が放送され、1月30日午後9時~同58分に第1回「マダガスカル 空白が生んだノアの方舟(はこぶね)(仮)」、2月6日午後9時~同58分に第2回「ブラジル 安定が育(はぐく)む最古の草原(仮)」を放送。その後、ニュージーランド編、オーストラリア編、アフリカ古代湖編、日本編を毎月1回放送予定。(毎日新聞デジタル)

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