長野ロケが進行中のNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」で14日、松本城(長野県松本市)での取材会が開かれた。小松昌代チーフプロデューサー(CP)は、ヒロイン須藤陽子役の井上真央さんと、満島ひかりさん、マイコさんの“三人娘”を前に「三人三様の精いっぱいのおめかしをしているところを見てほしい」と語った。
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この日は、陽子が筒井育子(満島さん)と相馬真知子(マイコさん)の親友2人と、長兄の春樹(田中圭さん)と初恋の人・川原功一(金子ノブアキさん)の5人で松本城を見学し、天守閣から故郷の安曇野を眺めているシーンを撮影。
井上さんは黄色のワンピース、「安曇野一のお金持ちのお嬢様」だという相馬真知子役のマイコさんは青い着物、「本屋さんの娘でどちらかといえば不良。新しいことが大好きな女の子」という筒井育子役の満島さんは水玉のワンピースという「昭和13年のおめかし」な姿で登場した。
小松CPは、「金子さんと井上さんの絡みはこれが初めて。松本城では、陽子が川原に手を引かれたり、川原の靴下の穴を見つけたりして、ちょっとずつドキドキしていく。陽子の恥ずかしがりながらときめいていく様子が撮れていますし、それを応援する親友たちの奮闘もよく描かれている。誰とは言いませんが、もう一つの恋の淡い始まりの予感もあります」と語った。
長野ロケは17日までの予定で、その後は来年8月までスタジオ収録。井上さんが女学生になってからの須藤家の様子、年明け早々は町並みのロケセットで撮影するという。小松CPは「季節を変えて、あと1、2回は長野で撮影したい」といい、ロケの見どころは「松本城や松本高校など、今も“生きている場所”をそのまま使って、当時の設定で撮影できるのはとっても魅力的。安曇野の原風景を見て、貧しくてもいろいろあっても『ここがいいな』と思って生きていくヒロインの姿を見ていただきたい」と語っていた。
「おひさま」は、昭和7(1932)年から昭和30年代までの長野県の安曇野と松本を舞台に、おひさまのような明るい希望で照らすヒロイン・須藤陽子(井上さん)が、そばと出会い、人々の心をそばでつないでいく姿を描くドラマで、井上さんは16歳から30代の頭までを演じる。ドラマは11年3月28日に放送開始。(毎日新聞デジタル)
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