コミックいわて:出身マンガ家による岩手題材のローカルマンガ発売へ

28日に発売されるマンガ「コミックいわて」の表紙
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28日に発売されるマンガ「コミックいわて」の表紙

 「ときめきトゥナイト」や「ナースエンジェルりりかSOS」の池野恋さんや、「伝染るんです。」の吉田戦車さんら岩手県出身のマンガ家が、郷土ゆかりの宮沢賢治や民話で有名な遠野などを題材に描き下ろしたマンガを掲載したローカルマンガ「コミックいわて」が28日に発売される。A5判168ページで735円。

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 池野さんは賢治代表作の一つ「風の又三郎」をモチーフにした「風のおくりもの」、ビッグコミックスペリオール(小学館)で「匠三代」を連載している佐藤智一さんは遠野のかっぱと少女の日記「メドツ日記」を提供しており、いずれも描き下ろしの新作8編を掲載している。

 ローカルマンガ編集の構想は、09年に同県内の美術館で企画「マンガ百花繚乱−いわての漫画家50の表現−展」が開かれ、達増拓也知事が訪問したのがきっかけで浮上。同県がマンガを使った町おこしの一環として、県内出身のマンガ家に打診し、各作家が快諾したことで実現した。同県政策地域部政策推進室は「マンガで岩手を知ってもらい、ファンを作るきっかけになれば」と話している。(毎日新聞デジタル)

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