山本“KID”徳郁:UFCに初参戦! 「間違いなく余裕で勝つ!」WOWOWが独占インタビュー

UFCに初参戦する山本“KID”徳郁選手 撮影:中川容邦
1 / 1
UFCに初参戦する山本“KID”徳郁選手 撮影:中川容邦

 6日(日本時間)に米ネバダ州で行われる世界最高峰の総合格闘技「UFC(Ultimate Fighting Championship)」の「UFC126」に、ついに山本“KID”徳郁選手が参戦する。この模様は同日午後10時からWOWOWで放送。修斗、K-1、HERO'S、DREAMといった、日本のそうそうたる大会で数々の名勝負を繰り広げ、伝説を築き、かつては総合格闘技の軽量級世界最強ともいわれたファイターの山本選手。今回、UFCにバンタム級が新設されたことにより、ようやく実現したUFC参戦でどんな闘いを見せてくれるのか? 初戦を目前に控えた山本選手に、WOWOWが独占インタビューを行った。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 −−今のコンディションはいかがですか。

 最高のコンディションですね。あとはけがをしないで体調バッチリで行けば、間違いなく余裕で勝てると思います。

 −−UFC初参戦に向けて重点的に行っている練習はありますか。

 これまではリングだったんですけど、UFCは金網っていうのがあるので……。金網を背負ったときにどうするかを練習しています。

 −−これまでUFCで戦った経験のある選手から話を聞いたりしていますか。

 いや、僕は交流がないので……。外のファイターの友だちがいないので、聞いてないです。

 −−この間、「ジ・アルティメット・ファイター」にKIDさんがデイナ社長と一緒に映っていましたが、その撮影風景をご覧になったときはどんな感じでしたか。

 いろいろ楽しい企画をしてるなって……。試合だけじゃなく、面白いストーリーがちゃんとあって、その中でも本当のガチンコでフェイクなしの部分があって、本当の格闘技をやってることに、感心しました。

 −−今回の対戦相手はデメトリアス・ジョンソン選手ですが、彼の印象はいかがですか?

 身長、体重はほとんど俺と一緒で、あとはよく動く選手ですね。

 −−「マイティー・マウス」というニックネームで、ネズミのようにちょこちょこ動く選手ですね。

 そこはちゃんと作戦を立ててるし、必要以上に追っかけない。

 −−さらに、パンチも蹴りも良くて、そこからいきなり寝技にいくなど、けっこうバランスのいい選手と思われますが。

 まぁ、あっちのペースにはまって、やられる選手もいたので、マイペースでできればと思います。

 −−今回のUFCデビュー戦は本拠地のラスベガスですが、それについてはいかがですか。

 ラッキーですね! 2~3年前に初めて見た生のUFCもベガスだったんですけど、そのとき俺は観客で、本当にすごいなと思いました。試合会場も雰囲気も。大したことない選手もすごいなって見えちゃいました(笑い)。

 −−その次の大会には、山梨学院大時代のレスリングの後輩、福田力選手の出場が決まっていますが、福田選手に何かひと言、お願いします。

 緊張しないで、今までやってきたことを、自分を信じて出せば、(勝ちに)行けるんじゃないかと思いますね。

 −−KID選手の階級であるバンタム級のチャンピオンはドミニク・クルーズ選手ですが、彼の印象はいかがですか。

 まだ1試合しか見たことないんで、なんとも言えないよね。まあ、やっていくうちにどんどん研究していきます。今、自分は一番下から行っているので、狙う獲物がいっぱいいるから楽しいです。

 −−日本のファンにメッセージをお願いします。

 今までずっと日本でやってきたことを、アメリカですべて出してみせる。目標はベルトを取って戻ってくるということなので、応援よろしくお願いします。WOWOWで僕のファイトを見てください。

 *……今大会には、山本選手のほかに、さらにもう1人の日本人、小見川道大選手も参戦する。また、メーンカードは“絶対王者”アンデウソン・シウバ選手対“天才”ビクトー・ベウフォート選手のミドル級タイトルマッチが行われる。2人の日本人選手の活躍、ミドル級世紀のタイトルマッチと見逃せない今大会は6日午後10時からWOWOWで放送される。

 「UFC−究極格闘技− UFC126 山本“KID”徳郁参戦! アンデウソン防衛戦」

 2月6日午後10時放送(2月10日午前6時 <リピート放送>)

 おもな対戦カード:ミドル級タイトルマッチ「アンデウソン・シウバ選手対ビクトー・ベウフォート選手」▽バンタム級「山本“KID”徳郁選手対デメトリアス・ジョンソン選手」▽フェザー級「小見川道大選手対チャド・メンデス選手」 

テレビ 最新記事