映画「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島」(マイケル・アプテッド監督)でカスピアン王役を演じたベン・バーンズさんとルーシー役のジョージー・ヘンリーさんが来日し13日、東京都内で開かれたジャパンプレミアに出席した。2人の来日は前作以来、約2年9カ月ぶり。この日は日本語吹き替え版で白い魔女の声を務めた女優の大地真央さんと、カスピアン王の声を務めた歌舞伎俳優の尾上菊之助さんも出席。久しぶりに再会したバーンズさんについて、大地さんは「ますますすてきになって、風格も出た。恋をしてしまいました。これからもすてきな俳優さんとして活躍してください」とエールを送った。
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バーンズさんは今作について、「ドラゴンや人魚、魔法の剣などが出てきて、魔法の世界がよく描かれている。今回が一番のお気に入り」とPR。ヘンリーさんは「楽しんで作ったので、みなさんも楽しみながら見ていただけたらうれしいです」とあいさつした。
また、バーンズさんとヘンリーさんにはそれぞれ、大地さんと尾上さんから一足早いバレンタインのプレゼントが贈られた。今回が初めての対面というヘンリーさんについて尾上さんは、「画面でもすてきだけど、実物はもっとすてき。緊張しちゃいました」と照れていた。
会場には、連れ去られた母を探してエドマンドらとともにナルニアの海を冒険する幼い少女、ゲイルの声を務めた野津友那乃さんと、同作品を応援するスペシャルサポーターに就任したタレントで歌手のDAIGOさんも出席した。オーディションで選ばれ、受かったときには「うれしくて涙が止まらなかった」という野津さんは、「走りながら『パパ』と叫ぶところが難しかったけど、一生懸命やりました」とアフレコを振り返った。また同作品の大ファンというDAIGOさんは、バーンズさんとヘンリーさんの登場に「信じられない。ここがナルニアになった!」と大興奮だった。
映画は、英作家C.S.ルイスの児童文学を映像化した人気シリーズ第3作。ナルニアの海とそこに浮かぶ島々を舞台に、いとこのユースチスとともに絵の中に吸い込まれたエドマンドとルーシーの兄妹たちは、帆船に乗って大海原へと旅に出る。ナルニアは、白い魔女よりも邪悪で謎めいた「霧」によって、光を奪われるという脅威にさらされていた。心に潜む恐れを実体化する霧の魔力に打ち勝つため、彼らは自分自身の弱さと闘い、真の勇気を試される……というストーリー。シリーズ初の3D版とともに25日から全国で公開される。(毎日新聞デジタル)
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