相棒:シーズン9が平均視聴率20%超え シリーズ史上初の快挙

ドラマ「相棒」第15話の一シーン=テレビ朝日提供
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ドラマ「相棒」第15話の一シーン=テレビ朝日提供

 テレビ朝日系で放送中の水谷豊さん主演のドラマ「相棒」の最新シリーズ「シーズン9」が、16日放送の第15話までで平均視聴率20.0%(元日スペシャル含む)となり、歴代シリーズを通じて初めて平均20%の大台に乗せた。視聴率はビデオリサーチ(関東地区)のデータを基に独自集計した。

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 今期は、1月26日放送の第13話で歴代シリーズを通じて過去最高の22.5%を獲得、プレシーズンの2001年1月27日放送「土曜ワイド劇場」時代に獲得した22.0%の自己最高記録を10年ぶりに塗り替えた。ほかにも今シーズンは20%超えを連発するなど高視聴率を維持、16日の第15話でも21.2%を記録し、快挙を達成した。

 16日放送の第15話には、火野正平さん、つみきみほさんらがゲスト出演。医療刑務所内で重病懲役囚の浪岡という男が刺殺されるという事件が発生、刑務所内の何者かによる犯行と断定され、右京と尊も捜査を始める。肝硬変から回復し、元の刑務所に戻る予定だった浪岡は、仮釈放が取り消されたことを知り大暴れし、それをあざ笑った重病懲役囚の江田(火野さん)と騒動になっていたことが明らかになり……というストーリー。

 「相棒」シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京(水谷さん)が、その天才的頭脳で推理し、相棒とともに難事件を解決するドラマ。00年のスタート以来、一貫して相棒を務めてきた巡査部長・亀山薫(寺脇康文さん)が「シーズン7」で辞職し、代わりに警部補・神戸尊(及川光博さん)が警察庁上層部の密命を受けて特命係に配属された。「シーズン8」では警察庁に戻らず、特命係にとどまる道を選んだ尊が今シーズン、相棒として右京とどんな関係を築いていくのか、骨太なストーリーと先を読ませない展開といった従来の魅力とともに大きな見どころとなっている。毎週水曜午後9時から放送中。(毎日新聞デジタル)

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