大野智:カレーの王国に「世界観ぴったり」 映画「怪物くん」インドロケ

映画の舞台「カレー王国」の権力者・ヴィシャール役で出演する上川隆也さん (c)2011 映画「怪物くん」製作委員会
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映画の舞台「カレー王国」の権力者・ヴィシャール役で出演する上川隆也さん (c)2011 映画「怪物くん」製作委員会

 アイドルグループ「嵐」の大野智さん(30)主演で10年4月期に放送されたテレビドラマ「怪物くん」の劇場版で、今冬に3D映画として公開される「怪物くん(仮)」が6日、クランクアップを迎える。先だって取材に応じた主演の大野さんは、インドで1週間にわたって行われた今回のロケについて「世界観にぴったりな素晴らしいロケーションだったと思います」とコメントし、「3DとかCGという見どころもあるし、ドラマのときはウタコとヒロシの部屋が中心でしたが、映画ではまったく違った別世界でのお話になっています」と明かした。

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 「怪物くん」は、「怪物ランド」の王子・怪物くんと、お供のドラキュラ、オオカミ男、フランケンの怪物トリオが人間界で活躍する様を描いた作品で、ドラマでは修行のため人間界にやってきた怪物くんらが、人間界唯一の友だち・ヒロシ、その姉・ウタコとともにさまざまな騒動に巻き込まれるというストーリーが展開された。怪物トリオを演じた八嶋智人さん(ドラキュラ)、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(オオカミ男)、チェ・ホンマンさん(フランケン)のほか、ウタコ役の川島海荷さん、ヒロシ役の濱田龍臣君らドラマに出演していたレギュラーメンバーがこぞって出演する。

 映画の舞台は架空の「カレーの王国」。撮影はインド・デリーから飛行機で約1時間のジャイプル市を中心に、ヒンドゥー教寺院やアンベール城などをバックに敢行された。現地の人々はロケに興味津々で、怪物くんの“耳”、オオカミ男の“もみあげ”などを見て「本物ですか?」とたずねる場面も。フランケンの周りには、その“モンスター級”の大きさに人だかりができるなど、インドでも人気者の怪物くんたちだった。撮影は順調に進み、中村義洋監督は「選んだロケ場所のおかげか、ちゃんとそこに、この映画にしかないリアルな“カレーの王国”が見えてきた」と達成感をにじませた。

 今作は、「怪物ランド」から再び脱走し、ウタコ・ヒロシが暮らす思い出いっぱいの日本に向かったはずの怪物くんとお供の怪物トリオが、どういうわけか「カレーの王国」に不時着するところから始まる。王国に伝わる「伝説の勇者」と間違われ、歓迎を受けた一行だが、王国の権力者・ヴィシャールが一行のもとを訪れ、反乱軍に捕らわれたピラリ姫(川島さん)を救出するよう持ちかけたことで物語は急展開。怪物くんたちは見事に姫の奪還を果たすものの、お姫様・ピラリはウタコにそっくり。さらにその弟・カー王子もヒロシにそっくりだった。そして姫の目から一筋の涙が……実はヴィシャールは、さらなる権力を手にするため、姫を利用しようと企んでいた。そんな折、姫を助けるべく反乱軍のリーダー・サニルとカー王子が姫の再奪還に乗り出す……というストーリー。なおこのほど、ヴィシャール役で上川隆也さん、サニル役で北村一輝さんが出演していることが合わせて発表された。(毎日新聞デジタル) 

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