涼宮ハルヒ：痛車がスーパーGT300で10位入賞　雨を味方に一時6位

　人気ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズ（作・谷川流、イラスト・いとうのいぢ、角川書店）のイラストをあしらった痛車レーシングカー「ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ」（ディジョンレーシング）が、4月30日と5月1日に富士スピードウェイ（静岡県小山町）で開かれた自動車レース「2011　オートバックス　スーパーGT」に出場した。今回が実質的な開幕レースで、10位に入賞しポイントを獲得した。

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　痛車は、アニメやゲーム、マンガのキャラクターを車体に描いた自動車のこと。「ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ」は、新刊が25日に前後編で発売される同作品のヒロイン・涼宮ハルヒを前面とサイドなどに描き、フロントガラスの上部に「がんばろう日本」の文字を配している。

　雨となった決勝の1日は、21台が出場した。ハルヒのポルシェは、18番手という後方からのスタートだったが、雨に強いタイヤを生かし、40周目には順位を6位まで上げた。最終的には雨が強くなり、58周目でレースは打ち切りとなったが10位に踏みとどまった。ディジョンレーシングは「初のレースで、初めてのドライバーであることを考えても最高の結果」と話しており、チームでもう1台出場した「HANKOOK PORSCHE」は優勝した。

　同レースでは、ハルヒ以外にも「初音ミク　グッドスマイル　BMW」「PACIFIC　NAC　イカ娘　フェラーリ」「エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電」が出場。「ハルヒ」は5位となった「初音ミク」には及ばなかったが、「イカ娘」は抑えた。「エヴァンゲリオン」は8周目でリタイアした。次回は、5月21日と22日の岡山国際サーキット（岡山県美作市）のレースに出場する予定。（毎日新聞デジタル）