注目映画紹介:「アンノウン」 名優リーアム・ニーソンのサスペンスアクション

「アンノウン」の一場面 (C)2011 DARK CASTLE HOLDINGS,LLC
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「アンノウン」の一場面 (C)2011 DARK CASTLE HOLDINGS,LLC

 「96時間」で娘を誘拐された元秘密工作員を演じ、激しいアクションを披露したリーアム・ニーソンさんが、新たなサスペンスアクションに挑んだ「アンノウン」が7日から公開される。サスペンスホラー「エスター」で話題を集めたジャウム・コレット=セラ監督がメガホンをとった作品で、「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガーさん、米人気ドラマ「マッドメン」のジャニュアリー・ジョーンズさんが共演している。

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 訪問先のドイツ・ベルリンで事故に巻き込まれ、昏睡(こんすい)状態から目覚めた植物学者のマーティン・ハリス(ニーソンさん)。ところが、久しぶりに会った妻のエリザベス(ジョーンズさん)は自分のことなど知らないといい、おまけに妻の隣には自分の名を名乗る男までいる。そして自分の周りには殺し屋の影がちらつく。マーティンは、事故にあった時に自分を助けたタクシー運転手のジーナ(クルーガーさん)の協力を得て、自らの“正体”を突き止めようとするが……というストーリー。

 記憶を失い、妻からも見放され、異国の地で途方に暮れながら、ジーナと元秘密警察のユルゲンという男の助けを借り過去の記憶を解きほぐしていくマーティン。ユルゲンを演じるのは、「ヒトラー 最期の12日間」などで知られるベテラン俳優ブルーノ・ガンツさんだ。あやしくて渋いガンツさんの登場で物語は一気に活気づく。

 孤独の身となってしまったマーティンははめられてしまったのか? だとしたらなぜなのか。誰の仕業なのか。おびえたような妻の目も気になるが……。7日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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