注目映画紹介:「パラダイス・キス」 人気マンガ原作 ファッション業界を目指す若者の青春ドラマ

映画「パラダイス・キス」の一場面 (C)2011「パラダイス・キス」製作委員会
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映画「パラダイス・キス」の一場面 (C)2011「パラダイス・キス」製作委員会

 「NANA」で知られる矢沢あいさんの人気マンガを映画化した「Paradise Kiss(パラダイス・キス)」(新城毅彦監督)が4日、封切られる。大学受験を控えたヒロイン・早坂紫(ゆかり)が、ファッション業界を目指す専門学校生にモデルとしてスカウトされたことをきっかけに、自分の進むべき道を見いだしていく様を描いた青春ドラマだ。

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 紫を演じるのは、映画にテレビドラマにCMに引っ張りだこの北川景子さん。その紫を、一流モデルになるという夢に導いていくデザイナーの卵・小泉譲二(ジョージ)役を向井理さん。紫を強引に連れ去ったり、強烈な口説き文句を吐いたりと、ジョージの男っぷりのよさに“ほれる”女子は多いはず。北川さんが着こなす衣装の数々も見どころだ。

 ほかに、心と体の性の不一致に悩むイザベラ役で五十嵐隼士さん、櫻田実和子役に大政絢さん、徳森浩行役に山本裕典さんら。新城監督は「イグアナの娘」「レガッタ~君といた永遠」(いずれもテレビ朝日系)といったヒットドラマを数多く手掛け、今作が「ただ、君を愛してる」(06年)、「Life 天国で君に逢えたら」(07年)、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(09年)に続く劇場映画4作目となる。新城監督は原作ファンを裏切らないよう「ファッションやメークなどのキラキラ感」を大切にしたといい、紫とジョージのロマンスを軸にしながら、若者の成長ドラマとしての側面も持たせた。原作とは異なる結末がむしろ、原作ファンには新鮮でうれしい。4日から丸の内ルーブル(東京都千代田区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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