図書館戦争:最新文庫4巻が有川浩作品で初の首位

有川浩さんの「図書館革命 図書館戦争シリーズ4」の表紙
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有川浩さんの「図書館革命 図書館戦争シリーズ4」の表紙

 30日発表されたオリコン週間本ランキング(7月4日付)によると、23日に発売された有川浩さんの「図書館革命 図書館戦争シリーズ4」が7万6000部を売り上げ、文庫部門で初登場首位を獲得した。4月に公開された映画「阪急電車」や、10年10月にテレビドラマ化された「フリーター、家を買う。」などで知られる有川さんの作品が、文庫本部門で首位を獲得するのは初めて。

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 同作は、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として「メディア良化法」が成立・施行された架空の現代日本を舞台に、不当な検閲から「本」を守ろうとする図書隊員たちの戦いと日常を描いたエンターテインメント小説。「図書館戦争」「図書館内乱」「図書館危機」「図書館革命」の全4巻で構成。スピンオフ小説「別冊 図書館戦争1」「別冊 図書館戦争2」も発売されている。文庫版は4月から5カ月連続で刊行されており、7月にはスピンオフ作品の発売を予定している。

 また、08年4~6月には、フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でテレビアニメ化されており、月刊少女マンガ誌「LaLa」(白泉社)で、弓きいろさんによるマンガ「図書館戦争 LOVE&WAR」が連載中。(毎日新聞デジタル)

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