MD松尾のヒット解析:トップは「LAノワール」、「EDF」も好調 「パワプロ」に期待

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーが4~10日のヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 Z指定タイトルの「LAノワール」(PS3、ロックスター・ゲームズ)が予想通りトップに立ちました。内容は素晴らしいのですが、Z区分ということもあり、店頭で大々的に展開しづらかったため、ややスロースタート。もう少しプロモーション展開があればもっと伸びたかもしれません。今後に期待したいところです。2位は人気シリーズの米国版「アースディフェンスフォース(EDF):インセクトアルマゲドン」(PS3、ディースリー・パブリッシャー)。こちらは予想以上の伸びで売り切れる店舗が相次ぎました。3位は「スーパーストリートファイター4 アーケードエディション(AE)」(PS3、カプコン)で、引き続き好調な売り上げを維持しています。

 ◇今週の動き

 人気の野球ゲーム「実況パワフルプロ野球2011」(PS3、KONAMI)がトップか。初のPS3版となった前作「2010」の不満点も解消されており、予約も上々です。2位は、「太鼓の達人ぽ~たぶるDX」(PSP、バンダイナムコゲームス)と予想。今もっともPSPを遊んでいる10代のユーザーにうってつけのタイトルで、こちらも予約が好調です。3位には「実況パワフルプロ野球2011」のPSP版が入りそうです。

 ◇ランキングは次の通り (4~10日・TSUTAYA調べ)

1位 LAノワール(PS3)

2位 アースディフェンスフォース:インセクトアルマゲドン(PS3)

3位 スーパーストリートファイター4 アーケードエディション(PS3)

4位 インファマス2(PS3)

5位 ダンボール戦機(PSP)

6位 ゼルダの伝説 時のオカリナ3D(3DS)

7位 テイルズ オブ ジ アビス(3DS)

8位 ガンダムメモリーズ(PSP)

9位 ゴールデンアイ 007(Wii)

10位 龍が如く OF THE END(PS3)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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