倉本聰:「文明社会は砂上の楼閣」 連続ドラマ「北の国から」BSフジで放送 30周年記念

「北の国から」の一場面=BSフジ提供
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「北の国から」の一場面=BSフジ提供

 放送30周年を迎えたフジテレビ系の連続ドラマの名シリーズ「北の国から」がBSフジで18日から放送される。原作・脚本を手がけた倉本聰さんは東日本大震災や原発問題に触れ、「今回の大災害のようなことが起こってみると、我々の『豊かな文明社会』というのは原発の問題を見ていて『砂上の楼閣』のような気がしてならない。人間の原点を描いてきたつもりなので、今この時期に『北の国から』をご覧いただいて、どういう感想が出てくるのかとても楽しみにしています」とコメントを寄せている。

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 「北の国から」は、北海道・富良野の大自然を舞台に、主人公・黒板五郎(田中邦衛さん)、その長男・純(吉岡秀隆さん)、長女・蛍(中嶋朋子さん)ら家族や周囲の人々が懸命に生きる姿や親子のきずなを描いた。81年10月から放送された連続ドラマの好評を受け、何度かのスペシャルドラマも制作されている。

 放送は18日から毎週月曜午後10時~同55分。全24話。また同局では同ドラマの放送30周年を記念して、倉本さんが今の日本に伝えたいメッセージを放送する特別番組「いま 五郎の生き方 2011夏 倉本聰」を8月20日午後7時から放送する。(毎日新聞デジタル)

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