注目ドラマ紹介:「テンペスト」 琉球王朝舞台に仲間由紀恵が男装で熱演

「テンペスト」会見に登場した(左から)八千草薫さん、かたせ梨乃さん、若村麻由美さん、仲間由紀恵さん、高岡早紀さん、上原多香子さん、藤真利子さん
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「テンペスト」会見に登場した(左から)八千草薫さん、かたせ梨乃さん、若村麻由美さん、仲間由紀恵さん、高岡早紀さん、上原多香子さん、藤真利子さん

 琉球王国を舞台にしたBS時代劇「テンペスト」(NHKプレミアム)が17日から放送される。沖縄出身の作家・池上永一さんのベストセラー小説が原作で、男装と女装の両方を演じ分ける主人公を沖縄出身の仲間由紀恵さんが熱演する。

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 ドラマは幕末、琉球王朝末期の王宮を舞台に、美ぼうと才能を併せ持つ女性が性別を偽って政府の役人になり、懸命に生きる姿を描く。恋心を封印し、男として生きる決意をするヒロインの真鶴/孫寧温(そん・ねいおん)を、仲間さんが演じる。真鶴が恋心を抱く薩摩藩の武士・浅倉雅博を谷原章介さん、寧温のよき理解者でよきライバルとなる琉球王国の役人・喜舎場朝薫(きしゃば・ちょうくん)を塚本高史さん、失った地位を取り戻すため、寧温と浅倉、朝薫の仲を引き裂いていく宦官(かんがん)・徐丁垓(じょ・ていがい)をGACKTさんが演じる。そのほか、第18代琉球国王・尚育王を高橋和也さん、その母・国母を八千草薫さん、尚育王の大勢頭部(おおせどべ)という女官長をかたせ梨乃さん、尚育王の姉で琉球の王族神・聞得大君(きこえおおきみ)を高岡早紀さんが演じている。

 第1話は、19世紀の琉球王国、嵐の中で生まれた女の子は、男児を望んだ父親に名前を与えられず、自分に「真鶴」と名付ける。成長した真鶴(仲間さん)は、孫家復興を願う父親とその期待の重さに逃げ出した義兄のために性を偽り、「寧温」として、男性だけに許された王府の官吏登用試験を受け、見事合格する。尚育王(高橋さん)は、聡明な寧温に信頼を寄せ、王府の財政改革を命じる……という展開。

 ドラマの主題歌は沖縄出身のアーティスト・安室奈美恵さんの歌う「Tempest」。ドラマはBSプレミアムで毎週日曜午後6時45分から全10回の放送予定。初回は73分のスペシャル版で放送される。(毎日新聞デジタル)

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