仲間由紀恵:「まさかこんな大スターが」と驚き 「テンペスト」主題歌に安室奈美恵

ドラマ「テンペスト」の会見に登場した仲間由紀恵さん
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ドラマ「テンペスト」の会見に登場した仲間由紀恵さん

 7月17日から放送されるBS時代劇「テンペスト」(NHKプレミアム)の会見が19日、横浜市のスタジオで行われ、主演の仲間由紀恵さん(31)ら女性出演者が、劇中の琉球王朝のふん装で登場した。会見で主題歌が沖縄県出身のアーティスト・安室奈美恵さんの「Tempest」に決定したことも発表された。仲間さんは「私もお名前を聞いたときにとても驚きました。まさかこんな大スターが歌ってくださるなんてうれしかった」と喜びを語り、「今回のお話には、この方だなと思いました。このドラマのために書き下ろしていただいた、ぴったりのバラードです。楽しみにしてください」とPRした。

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 安室さんは「今回は、琉球の未来のために、“男性として生きていく運命”を背負った真鶴の、女性としての内に秘めた感情にスポットを当て、歌わせていただきました。壮絶な物語の最後で、少し息の抜ける場所になればうれしいです」とコメントしている。

 「テンペスト」は、沖縄出身の作家・池上永一さんのベストセラー小説が原作。幕末、琉球王朝末期の王宮を舞台に、美貌と才能を併せ持つ女性が性別を偽って政府の役人になり、懸命に生きる姿を描く。恋心を封印し、男として生きる決意をするヒロインの真鶴/孫寧温(そん・ねいおん)を、仲間さんが演じる。

 会見には仲間さんのほか、尚育王の母・国母役の八千草薫さん、尚育王の大勢頭部(おおせどべ)という女官長役のかたせ梨乃さん、尚泰王の大勢頭部役の藤真利子さん、尚育王の妃(きさき)役の若村麻由美さん、尚育王の姉で琉球の王族神・聞得大君(きこえおおきみ)役の高岡早紀さん、尚泰王の側室で真鶴の親友となる上原多香子さんが参加した。

 ドラマは4月11日に沖縄でクランクインし、首里城公園のほか、那覇市、読谷村、琉球村など、沖縄県内で3週間ほど行われた。同スタジオでの収録は5月上旬からで7月中旬まで撮影が続く予定。仲間さんは「本当に素晴らしい作品になると確信している。ふん装一つとっても、鮮やかな色遣い、首里城の夕日のような赤、海のような青。御内原(ううちばら)という江戸の大奥のようなところにいるメンバーなど、見たことのないような映像になっている。そこに住んでいる女性たちの人生を感じていただけたら」と意気込みを語った。ドラマはBSプレミアムで7月17日スタート、全10回。毎週日曜午後6時45分~、初回は73分のスペシャル版で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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