女性3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)」が、マンガ家・久保ミツロウさん原作で森山未來さん主演の映画「モテキ」(大根仁監督)に出演することがわかった。映画初出演となるPerfumeは、「ドラマの『モテキ』の中でPerfumeの曲が流れているといううわさは聞いていましたが、今回の映画版では出演までできて本当にうれしいです」と喜び、「ちゃんとこの映画がいろんな人に見てもらえるように、私たちも宣伝します!」とコメントしている。
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「モテキ」は08~10年に「イブニング」(講談社)で連載されたマンガで、コミックス全4巻で発行160万部を超えるヒット作品。さえない30歳前の派遣社員・藤本幸世が、突然到来した人生初の“モテ期”に右往左往しながらも、さまざまな女性との恋愛を経て成長する姿を描いた。昨年7~10月に森山さん主演でテレビドラマ化(テレビ東京系)されており、映画は久保さんが新たに書き下ろした完全オリジナルストーリーで展開。派遣社員を卒業し、ニュースサイトのライター職で新しい生活を踏み出した31歳の幸世に、ある日突然“モテ期”が訪れる。全くタイプの違う4人の美女の間で揺れ動く幸世は、本当の恋愛にたどり着けるのか……という物語。長澤まさみさん、麻生久美子さん、仲里依紗さん、真木よう子さんがヒロイン役で出演する。
ドラマでは、Perfumeの楽曲「Baby cruising Love」にあわせて森山さん演じる藤本が踊り出すダンスシーンが話題を集めた。映画版では、同楽曲にのせてPerfumeや森山さん、50人のダンサーとチアガールが共演し、珍しくやってきた恋に浮かれる気持ちをミュージカル風に表現。森山さんは驚くほどのダンスセンスを発揮し、Perfumeの4人目のメンバーのごとく完全に溶け込んでいたという。
Perfumeは、「自分たちの楽曲を未來さんと一緒に踊れるということで、緊張というよりも楽しくできました。セリフではなくいつもどおりのダンスでしたので、楽しくできました」と満足げ。森山さんについて、「ダンス経験がかなりある方なので、覚えがとてもはやかったです。役の設定のままダンスを踊られているのが本当にすごい」と絶賛した。また、森山さん演じるサブカル好き草食系男子については、「大歓迎です。すてきだと思います。幸世みたいな人がPerfumeの曲を聴いてくださっていることも多いと思いますし、ライブにも来て熱い視線と声援を送ってくださっています」とコメントした。
森山さんは撮影について、「当日現場のスタッフのふわふわ具合といったらハンパなかっですね。みんなうれしすぎて変なテンションになっていました」と明かしながらも、「このシーンを見るだけでも1800円払う価値があるくらい、楽しいシーンに仕上がっています。ご期待ください!」とアピールした。映画は9月23日に全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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