こんにちは赤ちゃん:真矢みきのコメディエンヌぶりに注目 伊東四朗一座・熱海五郎一座合同公演

舞台「こんにちは赤ちゃん」の一場面 写真:引地信彦
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舞台「こんにちは赤ちゃん」の一場面 写真:引地信彦

 今年6月、「赤坂ACTシアター」(東京都港区)で行われた舞台「こんにちは赤ちゃん」が19日午後8時からWOWOWで放送される。伊東四朗さん、三宅裕司さんが座長を務める劇団の合同公演で、歌あり、ダンスあり、爆笑必至の内容。今回、元宝塚歌劇団の女優・真矢みきさんが初出演し、見事なコメディエンヌぶりを見せている。

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 舞台は、04年に伊東さんを座長として旗揚げした「伊東四朗一座」と、06年に三宅さんを座長として旗揚げした「熱海五郎一座」の2度目の合同公演。「三宅裕司生誕60周年記念」と銘打たれた。お笑いトリオ「コント赤信号」の渡辺正行さん、ラサール石井さん、小宮孝泰さんのほか、俳優の小倉久寛さん、落語家の春風亭昇太さん、お笑いタレントの東貴博さんらが出演している。

 物語の舞台はさびれた遊園地。三宅裕司さん演じる園長と伊東さん演じる町役場の観光課長らが画策し、同園に売り込みに来た売れないアイドルがUFOにさらわれたという狂言で話題を集めようとする。しかし遊園地に本物のUFOが現れ、実際にアイドルがさらわれてしまい……というストーリー。

 伊東さんをはじめとする芸人、喜劇人らのコミカルな演技もさることながら、目を引くのは真矢さんのコメディエンヌぶり。おかしな日本語を話すとんちんかんな妻として登場し、その美貌とスマートな立ち回り、せりふのギャップがなんともおかしい。真矢さんの歌とダンスをしっかりと楽しめる場面もあるが、ここでも笑いの要素がふんだんに織り込まれている。微妙な間や掛け合い、クスリと笑えるギャグのほか、「コント赤信号」の懐かしのネタなどで全編が笑いで彩られ、誰もが“ゆるく”楽しめる芝居だ。(毎日新聞デジタル)

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