人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん、女優の杏さん、子役の鈴木福君が妖怪人間にふんし、1968年に放送された人気アニメを実写化するドラマ「妖怪人間べム」(日本テレビ系)の放送が22日からスタートする。髪形や衣装などはスタッフとキャストが意見を出し合って細部までこだわって作り上げたといい、主役のベムを演じる亀梨さんは「この時代ならではのベムを作り上げることができた」と自信を見せている。設定は現代の日本ということで衣装も含め“妖怪人間”がどう溶け込んでいるのかも見どころの一つとなっている。
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「妖怪人間べム」は、みにくい体ながら正義の心を持った妖怪人間のベム、ベラ、ベロが、人間から迫害されながらも、人間になることを夢見て悪の妖怪と戦い、人々を救っていく物語。おどろおどろしい無国籍の作風に、人間から受け入れられることのないダークヒーロー像が人気を博し、何度も再放送された名作アニメで、06年にはリメーク版が制作されている。
ドラマ版は、「妖怪人間」として人間から恐れられ、嫌われてしまうベム(亀梨さん)、ベラ(杏さん)、ベロ(福くん)だったが、ふとしたことから北村一輝さん演じる刑事・夏目との友情が芽生える……というストーリー。なぞの男を演じる柄本明さんをはじめ、夏目の妻を堀ちえみさん、大学教授の緒方をあがた森魚さん、緒方家の家政婦を広田レオナさんが演じる。主題歌には「KAT-TUN」の「BIRTH」が起用される。
第1話は、妖怪人間のベム、ベラ、ベロは「はやく人間になりたい」と願いながら人間を助けては、その容貌から恐れられ、嫌われる暮らしを数百年も続けてきた。ある夜ベムは1人の男を助け、刑事の夏目と知り合う。そして夏目家の夕食に招かれたベムは偶然ある写真を目にする。そこに写っていたのはベムたちが人間になるヒントを持っているかもしれない人物、緒方だった。早速緒方に会うものの緒方から何も知らないと言われがっかりするベムたち。しかしベムが助けた男を巡る事件が急展開をみせて……というストーリー。
ドラマは22日から毎週土曜午後9時に放送予定で、初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)
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