今田耕司:紳助後釜司会者の実感ひしひし 「鑑定団」900回目に突入

「開運!なんでも鑑定団」放送900回記念スペシャルの収録に登場した今田耕司さん
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「開運!なんでも鑑定団」放送900回記念スペシャルの収録に登場した今田耕司さん

 人気バラエティー番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)の放送900回記念番組の収録が5日、テレビ東京の天王洲スタジオ(東京都品川区)であり、司会を務めるタレントの石坂浩二さん、今田耕司さんらが収録後の取材に応じた。初代の司会を務めた島田紳助さんの後釜として司会を務める今田さんは「7年前、“とある事情”で司会をやったときのアシスタントの方が今も一緒でびっくりした」とおもしろおかしく振り返りながらも「最近はスポーツジムなどでも声を掛けられる層が広がった。番組の影響力を感じている」と人気番組の司会者としての実感も日々感じている様子だった。

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 石坂さんも「番組が始まった当初はこんなに続くとは思わなかった」と振り返り「収録ではよくしゃべるんですが放送時にカットされて。先代の司会者のときに至っては無口だと思われていたので、今田さんを迎えるにあたって今後は能弁なところも見せていきたい」とジョーク交じりに話し笑いを誘っていた。

 「開運!なんでも鑑定団」は94年からテレビ東京系列で放送中の鑑定バラエティー番組で、依頼を受けた「お宝」の歴史的、資料的、金銭的価値を専門家が鑑定すると同時に「お宝」に対する人々の思いも紹介する。今までで一番高額だった「お宝」は05年9月27日放送回の「柿右衛門様式の壺」で5億円の鑑定額を付けた。

 番組開始当時から鑑定士として出演する古美術鑑定家の中島誠之助さんは、昔鑑定した「お宝」が東日本大震災に遭ったものの持ち主とともに無事だったというエピソードを挙げ「いい物を世の中に伝えていくこと、行動を大切にしたいと思った。大切なのはお金ではなくて心」としみじみと語った。

 最後に今田さんは「鑑定額が出た後の日本人と外国人のリアクションの違いに注目してみてください」と話し、記念すべき第900回の番組の内容に自信を見せた。取材会見には番組アシスタントの吉田真由子さん、中島さんら鑑定士も出席した。

 「『開運!なんでも鑑定団』史上最強のお宝大集合!放送900回記念スペシャル」は22日午後7時54分~9時54分放送。(毎日新聞デジタル)

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