注目映画紹介:「第7鉱区」韓流モンスターパニック “韓国のアンジー”が大活躍

「第7鉱区」の一場面 (C)2011 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED
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「第7鉱区」の一場面 (C)2011 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED

 第7鉱区と呼ばれる水域に浮かぶ石油ボーリング船を舞台に繰り広げられるモンスターパニック映画。「TSUNAMIツナミ」(09年)やドラマ「チェオクの剣」(03年)で知られるハ・ジウォンさんが戦うヒロインを演じ、「光州5・18」(07年)のキム・ジフン監督が手がけた。

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 第7鉱区に浮かぶ石油ボーリング船エクリプス号に乗り込み、必死に石油採掘を試みるヘジュン(ジウォンさん)ら隊員たち。そんな中、本部との交信が途絶え、1人、また1人と隊員が姿を消す。海に浮かぶ船の中、逃げ場を失い、恐怖に駆られるヘジュンたち。やがてそこには、謎の生命体がかかわっていることが分かってくる。果たしてその生命体の正体とは?

 謎の深海生物との死闘場面は、さながら「エイリアン」や「バイオハザード」のようであり、ジウォンさんによるバイクアクションは、「トゥームレイダー」でのアンジェリーナ・ジョリーさんのそれのようでもある。本国ではジウォンさんは「韓国版アンジェリーナ・ジョリー」といわれているらしいが、ともかくもデジャブ感は否めない。しかし、100億ウォン(約6億8500万円)の製作費をかけ、CGから3Dまですべてを韓国国内だけで作り上げたのは立派。「TSUNAMIツナミ」で国内のCGの技術力の高さを確信したユ・ジェギュン監督がプロデューサーとしての采配を振った。他のキャストに、「シルミド/SILMIDO」(03年)などで知られるベテラン、アン・ソンギさん、ドラマ「チュノ~推奴」(10年)などに出演しているオ・ジホさんら。なお、第7鉱区とは70年代に天然ガスや石油などの存在が見つかった九州の西に位置する水域のこと。当初、日韓共同開発区域として資源調査・開発を行うこととなっていたが、現在は共同開発は中断した状態となっている。12日から新宿バルト9 (東京都新宿区)ほか全国で公開中。3D同時公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)

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