俳優の竹野内豊さん(40)が、オーストラリアのシドニーで開催された「第15回日本映画祭」で海外映画祭への初参加を果たした。自身が主演を務めた2作品「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」と「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」の舞台あいさつで、現地時間19、20日に、800人の観客を前に流ちょうな英語でスピーチを披露した。竹野内さんは、海外進出への興味を問われると「ご縁があれば、ぜひ参加してみたい」とコメントした。
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「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」はドン・ジョーンズさんの実録小説「タッポーチョ『敵ながら天晴』大場隊の勇戦512日」が原作。太平洋戦争末期に、激戦地のサイパン島でたった47人の日本兵を率いて4万5000人のアメリカ軍に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いたという大場栄大尉の実話を基に、日本パートを平山秀幸監督、米国パートをチェリン・グラック監督が日米双方の視点から描いている。同映画で直接オーストラリアは描かれていないが、同国は太平洋戦争と関わりが深く竹野内さんは「第二次世界大戦を描いた重いテーマの映画ではあります。しかしながら、この作品がオーストラリアと日本の人々をつなぐ役目を少しでも果たせれば、素晴らしいことではないかと私は思います」と語った。
「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」は、倦怠(けんたい)期の若い夫婦が地獄を訪れるコメディー。竹野内さんは「この映画で描かれている地獄はどこかに置き忘れてしまった愛情やいつの間にかなくしてしまった大切なものを探しに行く場所になっています」と同作品をアピールした。
今回で15回目を迎える「日本映画祭」は、メジャー作品からインディペント系までバラエティーに富んだ作品を上映し、日本映画に親しんでもらうことを目指すイベント。シドニーで27日まで行われた後、メルボルンで29日~12月6日に開催される。上映作品はすべて英語の字幕付き。(毎日新聞デジタル)
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