今年度の映画賞の中で最も早く授賞式が行われる「山路ふみ子賞」の贈呈式が26日、東京都内で開催され、女優の永作博美さんが「女優賞」を受賞した。映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」(東陽一監督)と映画「八日目の蝉」(成島出監督)での演技が評価されて受賞した永作さんは、着物姿で登場し「残っていく作品が少なくなっていく中で、皆さんの心に残る作品に出演できたことがうれしい」と喜び、「役と向き合える役者になりたい」と抱負を語った。
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永作さんは「八日目の蝉」の役どころについて「犯罪者の女性です。善悪の両方を見てほしかった」と話し、「永作さんには魔性の女のような魅力があるのでは?」と質問されると「そう表現されたこともありますが、そういう表現をされるのは役者冥利といいますか……」とコメント。式には「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」の東監督もサプライズで登壇し、「脚本を書くとき、永作博美をイメージしていた。断られたらどうしようと思っていた。自分が賞をもらうよりもうれしい」と永作さんと一緒に受賞を喜んだ。また、永作さんはプライベートについて質問されると「子どもが1歳半になりまして、可愛い。料理は最近、お鍋が得意です。どなたでもできるけど、シンプルだから難しいんです」と話した。
同賞は元女優の山路ふみ子さんが日本映画振興のため私財で設立した「山路ふみ子文化財団」が主催し、今年で35回目を迎えた。「映画賞」は「一枚のハガキ」の新藤兼人監督、「新人女優賞」は「八日目の蝉」などの井上真央さん、「映画功労賞」は浅丘ルリ子さん、「文化賞」は「エンディングノート」の砂田麻美監督、「福祉賞」は「ふたたび swing me again」の塩屋俊監督が受賞した。
井上さんと浅丘さんはビデオでメッセージを寄せ、井上さんは「八日目の蝉」について「役作りをするというよりも持っているものをすべて捨て、裸で飛び込んだ」、浅丘さんは「いただいた役を精いっぱい演じてきただけです。皆さんの支えがあり、それが賞につながったのだと思います」とコメントした。(毎日新聞デジタル)
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