岡田武史さん:中国チームの監督就任はバルサ次第? スペインサッカー伝統の一戦「クラシコ」を展望

伝統の一戦「クラシコ」で対決するレアル・マドリード(上)とバルセロナ(写真:アフロ)
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伝統の一戦「クラシコ」で対決するレアル・マドリード(上)とバルセロナ(写真:アフロ)

 スペインサッカーが誇る2大クラブ「FCバルセロナ」と「レアル・マドリード」の伝統の一戦「クラシコ」が11日にWOWOWで生中継される。解説のため、現地マドリード入りした同局のサッカー解説者で前日本代表監督の岡田武史さんが、「クラシコ」の見どころや注目の選手などを語った。(毎日新聞デジタル)

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 今シーズンの「クラシコ」について、「レアルの堅実なサッカーをバルサがまた崩すか」をポイントに挙げる岡田さんは、「昨年、(ジョゼ・)モウリーニョ監督の堅実なサッカーに対して、バルサが通じないかと思ったら、(カンプ・ノウでのクラシコで)5点取った。今年、レアルはさらにレベルアップしている。対してバルサは中盤に人数を使いたいのか安定感がない。それでもバルサがレアルをかいくぐれるのかが見どころだろう」と説明した。

 「現在のサッカーで、パスをつないで(相手のディフェンスを)崩すゴールというのは全体の10%に満たない」という岡田さんだが、「バルサは確率の低いところをあえてチャレンジしている」とし、「今回はもっとレアルがパワーアップしている。それでバルサがまた圧倒したら、中国へ行くのをやめようかな(笑い)」と中国スーパーリーグの「杭州緑城」との監督契約で揺れる渦中にある岡田さんから冗談も飛び出した。そして「バルサがレアルをまた崩したらサッカー界の常識を変えなければいけないのではないかと思う」と強調した。

 注目選手について岡田さんは、レアルはシャビ・アロンソ選手、バルサはセスク・ファブレガス選手を挙げた。また、両チームの戦い方にも触れ、レアルについては「今回、3ボランチなどの策は打たないと思う。ホームなのだから真っ向勝負でやってほしい」と小細工なしの戦いを望み、バルサについては「(リオネル・)メッシ(選手)が右などもやるし、(ジョゼップ・)グアルディオラ監督の考えていることは分からない。3バックでくるか4バックかも分からない」と予想を楽しんでいた。

 WOWOWでは、世界中が注目する伝統の一戦「クラシコ」、リーガ・エスパニョーラ第16節レアル・マドリード対バルセロナを、岡田さんを解説に迎え、11日午前5時45分からWOWOWプライムで生中継する。

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