12年春にテレビアニメ化する小林立さん作、五十嵐あぐりさん作画のマージャンマンガ「咲−Saki−阿知賀編　episode　of　side−A」のキャストが発表された。ヒロインの一人・高鴨穏乃（たかかも・しずの）役を「魔法少女まどか☆マギカ」の悠木碧さん、新子憧（あたらし・あこ）役を「神のみぞ知るセカイ」で中川かのんを演じた東山奈央さんが演じる。

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　「咲−Saki−」は、マージャンがスポーツのように競技として存在する世界を舞台に、全国高校生マージャン大会で優勝することを目指して切磋琢磨（せっさたくま）する女子高生たちの姿を描いており、09年にはテレビアニメが放送されて人気を博した。

　「阿知賀編」は、本編マンガ「咲−Saki−」とは別ストーリーの新作で、本編のヒロインの一人・原村和（のどか）の幼なじみの少女・憧と穏乃を中心にした物語。「阿知賀こども麻雀クラブ」に通う小学生の穏乃と憧は、東京からやってきた転校生・和をマージャン教室に誘う。3人は一つ年上の松実玄（まつみ・くろ）やコーチをしている大学生の赤土晴絵とマージャンをし、楽しい日々を送っていた。しかし、中学に上がると晴絵は実業団に行き、憧も穏乃たちとは別の中学に通い、和も転校することに……。時が流れ、中学3年生になった穏乃は、ある日テレビで全国中学生麻雀大会で優勝する和の姿を発見。「また和と一緒にマージャンを打ちたい」という思いから、穏乃、憧は阿知賀女子学院へ入学することに……という物語が展開する。

　玄役を花澤香菜さん、玄の一つ上の姉・松実宥（ゆう）役をMAKOさん、晴絵にあこがれている鷺森灼（さぎもり・あらた）役を内山夕実さんが演じる。また、スタッフ陣も発表され、監督を小野学さん、シリーズ構成と脚本を浦畑達彦さん、アニメーション制作を「Studio 五組」が担当する。なお、12年3月7日にはテレビアニメ「咲−Saki−」のブルーレイディスクのボックス（4万8000円）が発売される予定。（毎日新聞デジタル）