米俳優のトム・クルーズさんがミュージカル映画に初挑戦する「ロック・オブ・エイジズ」(アダム・シャンクマン監督)の日本公開が12年9月に決定し、劇中で“ロックの神様”ステイシー・ジャックスを熱演するクルーズさんの姿が公開された。ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズさんの指導の下、1日5時間のボーカルトレーニングを積んだクルーズさんが上半身裸に長髪をなびかせながら熱唱する「完璧なロックスター」姿を披露している。
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「ロック・オブ・エイジズ」は、80年代を代表するロックナンバーで構成されたロックミュージカルを映画化した作品。ミュージカルは、06年に米ロサンゼルスでの初演後、ブロードウェーに登場するなり話題を呼び、米国の演劇界の最高賞であるトニー賞で作品賞を含む5部門にノミネート。米ロックバンドの「Journey(ジャーニー)」の「Don’t Stop Believin’」や「Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)」の「Wanted Dead or Alive」などのヒットソングが次々と歌われ、夢をあきらめずに生き抜く姿が描かれており、日本でも今秋に「T.M.Revolution」の西川貴教さん、歌手の島谷ひとみさん主演で上演された。
映画は、1980年代にハリウッドでの成功を夢見る若者が集まるストリート「サンセット・ストリップ」を舞台に、デフ・レパード、ジャーニー、ボン・ジョヴィといった80年代のヒット曲に乗せ、女優を目指して田舎から出てきたシェリー(ジュリアン・ハフさん)と、ロックスターを夢見る都会育ちの青年・ドリュー(ディエゴ・ボネータさん)の夢とロマンスを描く。キャサリン・ゼタ=ジョーンズさんや歌手のメアリー・J.ブライジさんらも出演する。
クルーズさんは、劇中で80年代ロック全盛期のスーパースターとして描かれるステイシー・ジャックス役での出演。主人公でないものの、1日5時間、週5日のボーカルトレーニングに初挑戦し、デフ・レパードの「Pour Some Sugar on Me」などを力強く歌い上げ、撮影現場を訪れていた同バンドのギタリスト、フィル・コリンさんも「完璧なロックスターだ!」と大絶賛。これまでにないクルーズさんの新たな雄姿を見ることができそうだ。映画「ロック・オブ・エイジズ」は、ワーナー・ブラザース映画の配給で、12年9月に公開予定。(毎日新聞デジタル)
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