向田邦子:名作ドラマ4編を寺島しのぶら主演でリメーク ドラマW「イノセント」

ドラマW「向田邦子 イノセント」の各話で主演を務める(手前から)寺島しのぶさん、貫地谷しほりさん、中越典子さん、原田美枝子さん
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ドラマW「向田邦子 イノセント」の各話で主演を務める(手前から)寺島しのぶさん、貫地谷しほりさん、中越典子さん、原田美枝子さん

 脚本家として「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数々の名作ドラマを残し、小説家・エッセイストとしても活躍した故・向田邦子さんのドラマ4編をリメークしたオムニバスドラマ「イノセント」が、WOWOWで3月に4週連続で放送されることが19日、明らかになった。家族ドラマのイメージが強い向田作品の中でも、男女の愛を題材にした短編4作を、WOWOWシナリオ大賞や優秀賞を受賞した脚本家が舞台を現代に置き換えてオリジナルストーリーに仕立てた。女優の寺島しのぶさん、中越典子さん、貫地谷しほりさん、原田美枝子さんがそれぞれの回で主演を務める。

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 第1話「隣りの女」は、寺島さん演じる普通の主婦に隠された女の嫉妬心をあぶりだす、衝撃のサスペンス。映画「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督と、ドラマW「蛇のひと」の脚本家、三好晶子さんが担当する。映画「しあわせのかおり」「村の写真集」の三原光尋監督が手がける第2話「きんぎょの夢」は、妻がいる男性を愛してしまった中越さん演じる女性の、幸せと悲しみを描くエロチックで切ないラブストーリー。第4回WOWOWシナリオ大賞優秀賞の多和田久美さんが脚本を担当する。

 第3話「三角波」は、貫地谷さんが演じる結婚を目前に控えた女性にすり寄る“もうひとりの男”の行動の意味が明らかになる刺激的な異色作。映画「毎日かあさん」の小林聖太郎監督が手がけ、多和田さんと林さとみさんが脚本を担当する。第4話「愛という字」 は、原田さん演じる専業主婦を主人公に、2組の中年夫婦の再生を美しく描き出す。映画「重力ピエロ」と「蛇のひと」の森淳一監督が手がけ、第2回WOWOWシナリオ大賞優秀賞の脚本家、坂口理子さんが担当する。

 放送は3月24日から、WOWOWプライムで毎週土曜日午後10時に放送。(毎日新聞デジタル)

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