俳優の阿部寛さんと新垣結衣さんが22日、東京・日本橋で行われた映画「麒麟の翼~劇場版・新参者~」(土井裕泰監督)の“日本橋凱旋”イベントに登場。阿部さんは新垣さんに対し「(演じるときに)彼女から出してくる目線から、彼女の心の奥から、加賀(阿部さんの演じた刑事)の目として、心をのぞき込むように、ある種1対1の勝負を負けないようにやらないとと思った」と撮影時に役者としてライバル視していたと語った。2人は先生と生徒を演じたTBS系ドラマ「ドラゴン桜」以来、今作が6年ぶりの共演。
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阿部さんの言葉を聞いた新垣さんは「負けそうでした(笑い)。以前共演させてもらった時にはできなかったお芝居のやりとりができて、うれしかったし、負けないようと思ってくれたこともうれしかった」と感激した様子だった。
「麒麟の翼」は、人気作家・東野圭吾さんの小説「加賀恭一郎シリーズ」の同名作品が原作で、阿部さんが主人公の刑事・加賀恭一郎を演じたドラマ「新参者」(TBS系)のキャストを引き継ぐ形で映画化された作品。原作の舞台となった東京・日本橋や人形町で撮影され、阿部さんや溝端淳平さん、加賀の大学時代の後輩・青山亜美役の黒木メイサさんらドラマのキャストが再び集結した。
今回のイベントは、映画の撮影に協力した日本橋や人形町の関係者を集めた試写会で、ステージ上では日本橋での撮影秘話なども語られた。阿部さんはテレビシリーズから映画の撮影で再び同地区に戻ってきたことを「第2の故郷に戻ってきた感じ」と振り返り、「久しぶりの再会に、すごく心強かった。街の皆様が温かく見守ってくれて、素晴らしい作品ができました」と喜んでいた。
イベント終了後には、日本橋の麒麟像前に場所を移し、フォトセッションも行われた。映画は28日から全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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