橙乃ままれさんの人気ライトノベル「まおゆう魔王勇者」（エンターブレイン）の朗読劇が2月19日、渋谷公会堂（東京都渋谷区）で開催される。魔王と勇者が出会う半年前の物語で「エピソード0（ゼロ）はじまりに至る物語」と題された橙乃さんの新作。魔王役の小清水亜美さん、勇者役の福山潤さんら同ライトノベルの付録ドラマCDの人気声優陣が総出演する。

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　ほかに女騎士役で沢城みゆきさん、先代冬寂王役で森川智之さん、メイド姉役で戸松遥さん、弓兵役で銀河万丈さんが出演。監督は亀山俊樹さん、脚本は田沢大典さんが務める。勇者編「出立」（昼の部）と魔王編「恋慕」（夜の部）の2部構成で、昼の部は午後1時～、夜の部は午後6時半～。各5250円。

　作者の橙乃さんは「まおゆうは『こんなセリフで口説かれたらうなずいちゃうよな』『ここでこうタンカきられたら燃え上がらずにはいられないだろ』と、橙乃が『まいった！』と思えるせりふをたくさん詰めて書いたお話です。それが、なんと、舞台になります。みなさんの『まいった！』を聞くため採算度外視の巨大プロジェクト。楽しみにしていてください」と自身の公式サイトにコメントを寄せている。

　「まおゆう魔王勇者」は、ネット掲示板から生まれたファンタジー小説で、累計45万部を発行している人気シリーズ。敵対するはずの魔王と勇者がともに手をたずさえて暗黒の世界に希望の灯をともすストーリー。21日発売された最新5巻「まおゆう魔王勇者　あの丘の向こうに」でシリーズが完結したのを記念して、28日に橙乃さんのサイン会がSHIBUYA TSUTAYA（東京都渋谷区）で開催される。（毎日新聞デジタル）