二宮和也:「24時間テレビ」SPドラマで車椅子の青年役  

「24時間テレビ35 愛は地球を救う」のロゴマーク
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 人気グループ「嵐」の二宮和也さんが日本テレビ系で8月25、26日に放送されるチャリティー番組「24時間テレビ35 愛は地球を救う」内で放送されるスペシャルドラマ「車イスで僕は空を飛ぶ」で主演を務めることが22日、明らかになった。二宮さんは、チンピラとのトラブルの末、下半身不随となり一生自分の足で歩くことができなくなってしまった車椅子の青年という役どころを演じる。二宮さんが同局のゴールデンタイムでドラマ主演するのは今回が初めてという。

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 二宮さんは「初めてのことが多い中での作品作りなので、スタッフの皆さん、共演者の皆さんと話し合い、そこで生まれたものを信じて、見てくださる方たちにお届けしたいと思います」とコメント。「24時間テレビ」は毎年夏に放送され、今年で35回目を迎える。メーンパーソナリティーには、4年ぶり3回目となる人気グループ「嵐」が決定している。

 ドラマは、つらい現実により、いつの間にか「助けて」という言葉すら発することができなくなってしまった青年が人生を見つめ直し、再生していく物語。自分の命を絶つために旅へ出た青年がさまざまな出会いや出来事を通して変化し、未来に向けた一歩を踏み出していく……という内容。

 二宮さんはこれまでにもハンディキャップを抱える役に何度か挑んでおり、自閉症の青年を演じた「マラソン」(TBS、07年)の演技で07年度(第62回)文化庁芸術祭賞のテレビ部門で放送個人賞を受賞するなど高い評価を得ている。

 原作はカウンセラーの長谷川泰三さんの「命のカウンセリング」(あさ出版)。演出はドラマ「妖怪人間ベム」の佐久間紀佳さんが手掛け、脚本は05年の「24時間テレビ」内で放送されたドラマ「小さな運転士 最後の夢」などの寺田敏雄さんが担当している。

 河野英裕プロデューサーは「未来を信じることのできる力、それを創り上げるのは人間の力、感情の力であることを、真摯(しんし)に描きたいと思います」と話し、「このドラマが、少しでもこれからの未来の役にたてるよう、キャスト、スタッフ一丸となって頑張っていきたいと思います」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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