内野聖陽:劇場版「臨場」完成試写にドキドキ 「口から心臓が出そう」と大緊張

映画「臨場 劇場版」の完成披露会見で劇中同様にカブに食らいつくパフォーマンスをみせる内野聖陽さん
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映画「臨場 劇場版」の完成披露会見で劇中同様にカブに食らいつくパフォーマンスをみせる内野聖陽さん

 俳優の内野聖陽さん主演の人気ドラマを映画化した「臨場 劇場版」(橋本一監督、6月30日公開)の完成披露試写会が7日、東京都内で行われ、内野さんや松下由樹さん、渡辺大さんらキャストが集結。満員の客席を前に登場した内野さんは、「みなさんの心に、この作品がどう受け止められるか。ドキドキして口から心臓が出そうですが……」と首下にも汗をにじませながら、緊張感たっぷりにあいさつ。「連続ドラマ時代から好評をいただいたドラマが、こうして映画化され、この面子ですごい作品にできあがりました。残念ながら倉石に関する限り一切お色気はございませんが、素晴らしい作品になっているので、どうぞお楽しみください」とユーモアを交えながらアピールした。

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 舞台あいさつには、内野さんらのほか、平山浩行さん、若村麻由美さん、柄本祐さん、長塚京三さん、橋本監督も出席。松下さんは、「今日みなさんにお見せできるのは、本当にうれしく思います。2時間とても集中して見れる作品になっていると思うので“根こそぎ”見てください」、渡辺さんも「テレビシリーズから出させていただきまして、ようやく劇場版を撮り、今日初めてお客さんに見ていただくので緊張しています。今日は根こそぎ拾ってください」と、内野さん演じる倉石の名セリフ「根こそぎ、拾ってやる」にかけて、呼びかけていた。

 「臨場」は横山秀夫さんの警察小説が原作で、テレビ朝日系で放送された人気シリーズ。内野さん演じる「変わり者」の警視庁刑事部検視官・倉石が検視によって物言わぬ死者の「声」を聞き、事件の真相へと迫っていくストーリー展開で、09年4~6月に放送された第1シーズンは平均視聴率14.5%、10年4~6月に放送された第2シーズンも平均視聴率17.6%を記録した。映画は、倉石が通り魔事件の真犯人に迫る展開になるという。

 舞台あいさつの前には、劇場の入るビル屋上で会見も行われ、内野さんは、「ようやく今日の日を迎えることができました」と感無量の様子。松下さんは、「ドラマで培ったモノがすべて詰まっている集大成の作品」と自信を見せ、渡辺さんも「2年間シリーズをやってきて、その集大成と言うべき劇場版。みんなで作ってきたチームワークのすべてをぶつけてきたものなので、今は心地いい緊張感です」と公開を前に、充実した表情を浮かべた。会見場となった屋上には、倉石が趣味で野菜を育てている自宅ベランダが再現され、内野さんは用意されたカブに役柄同様に勢いよくかぶりつき、報道陣を沸かせていた。

 イメージソングには、男性2人組ユニット「スキマスイッチ」の今年初のシングル「ラストシーン」を起用。映画は30日から全国で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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