女優の武井咲さんの主演ドラマ「Wの悲劇」(テレビ朝日系)が、このほどクランクアップを迎えた。ゴールデン初主演、そして自身初となる一人二役という大役を果たした武井さんは最終カットを撮り終え、「武井咲さん、オールアップです」の声が掛かると、人目をはばからず号泣。「最初はどうなるかと思いましたが、皆さまのお陰で全部乗り越えることができました」と心境を語った。
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「Wの悲劇」は、夏樹静子さんの大ヒットミステリーを初めて連続ドラマ化したもので、原作の内容を大胆にアレンジし、現代風によみがえらせたサスペンス。大富豪の和辻家に育ち、愛に縛られた少女・和辻摩子(武井さん)と、親のない子として育ち、愛に飢えた少女・倉沢さつき(武井さん二役)が運命的に出会い、お互いの人生を入れ替えるが、そのことからさまざまな悲劇、事件に巻き込まれていく……というストーリー。
最終カットは、崖の上での摩子とさつきのシーン。クランクアップの現場には、1週間前にすでに撮影を終えていた弓坂刑事役の桐谷健太さんもサプライズで登場し、最後は武井さん、桐谷さん、スタッフ全員で「バンザイ」をして現場を締めくくり、武井さんは「今見ている景色(みんなで感動のクランクアップ)が見たくて頑張ってきたので、本当に本当にうれしいです」と感激していた。
14日放送の最終話は、摩子とさつきの母・淑枝(若村麻由美さん)が、摩子の表情から、今目の前にいるのは摩子ではなく、幼いころに手放したもう1人の双子の娘・さつきなのではないかと考え始め、真相を探るため、翌朝、淑枝は東京へ向かい、さつきについての情報を聞き出そうと「マスカレード」を訪れる。淑枝は、そこでさつきに成り代わった摩子と再会。 そのころ、和辻家の当主・与兵衛(寺田農さん)殺害事件の捜査に行き詰まっていた刑事らは、この事件にはさらに裏があるのではないかと推測。少しずつ真実が見えてくる中、思いもよらなかった事実が明らかになる……という展開。午後9時~9時54分にテレビ朝日系で放送。(毎日新聞デジタル)
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