アデル:武井咲主演「息もできない夏」で世界初のドラマタイアップ

ドラマ「息もできない夏」のオープニング曲などを担当するアデルさん(上)とドラマの一場面=フジテレビ提供
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ドラマ「息もできない夏」のオープニング曲などを担当するアデルさん(上)とドラマの一場面=フジテレビ提供

 12年のグラミー賞で6冠に輝いた英歌手のアデルさんの楽曲「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」が10日にスタートする武井咲さん主演のドラマ「息もできない夏」(フジテレビ系)のオープニング曲に採用されることが2日、発表された。アデルさんの楽曲がドラマのタイアップ曲になるのは世界初で、ドラマではアデルさんの「サムワン・ライク・ユー」も劇中歌としても使用される。

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 アデルさんは日本のファンに向けて、「日本でもたくさんの人が私のアルバムを聴いてくれていて、とてもうれしい。日本ではまだライブをしたことがないので、実現できる日が待ちきれない。すごく楽しみにしています。そのときには日本での時間を堪能するつもりよ。それまでみんな応援よろしくね!」とコメントを寄せている。

 ドラマの主人公は、ふとしたきっかけで、「無戸籍」という自分の出生の秘密を知る谷崎玲(武井さん)。玲は出生の秘密を知り、絶望するが、江口洋介さん演じる元新聞記者の樹山龍一郎と出会い、運命に立ち向かっていく……というストーリー。年の離れた2人の許されざる恋、生きることや家族の素晴らしさを描く。

 フジテレビ編成部の太田大さんは、アデルさんの楽曲を採用することになったいきさつを「今回のドラマの企画段階で、大変な試練の連続でも前へ前へともがき進んでいく強い主人公の姿を描いていたとき、頭の中で、胸を締め付けるような切なさと激しさを奏でる名曲『セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン』が鳴り続けていました」と話し「この曲で今回のドラマをぜひ彩りたいと思い、ダメもとで依頼をしたところ快諾をいただき、夢のような話だと思っています」と喜んでいる。

 「セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン」「サムワン・ライク・ユー」は、世界中で約2200万枚のセールスを記録したアデルさんの2枚目のアルバム「21」に収録。「21」は、デフ・ジャム・レコードの創始者のリック・ルービンさんらがプロデュースを手がけ、米国最大の音楽授賞式「第54回グラミー賞」で「最優秀レコード」など6部門を受賞した。

 ドラマは10日から毎週火曜午後9時に放送。(毎日新聞デジタル)

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