マンガ新連載:「会いにいくよ」 被災地描く入魂の作にマガジン作家陣が作画協力

「週刊少年マガジン」31号の表紙
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「週刊少年マガジン」31号の表紙

 雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。89年から「週刊少年マガジン」(講談社)で連載している人気マンガ「はじめの一歩」で知られるマンガ家の森川ジョージさんの23年ぶりの新連載で、東日本大震災の被災地を描いた「会いにいくよ」が4日発売の同誌31号でスタートした。

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 原作は、絵本作家の「のぶみ」さんが、震災後の11年3月末に宮城県石巻市にボランティアに行った体験をつづったエッセーマンガ「上を向いて歩こう!」。被災地を何度か訪れたという森川さんが週刊少年マガジン編集部に自ら持ちこみ実現したもので、1話目の原稿はすべて森川さんが手がけた。森川さんは、自身のツイッターで、「被災地の方や原作者に失礼がないよう、僕なりに心を込めて描きました。全画面に気持ちを入れたかったので全ての作業を1人でやりました」と話し、「重い題材なので、まずは僕自身の身を削るのが礼儀だと思いました。ですが読者の方には肩の力を抜いて読んでほしいと思っています」とメッセージを送っている。

 原作者ののぶみさんのほか、森川さんのマンガ家仲間が毎回ゲストとして作画協力をするといい、全5回の短期連載になる予定。同誌31号では、のぶみさんとのスペシャルインタビューも掲載されている。なお、森川さんは連載が単行本化されたら、初版の売り上げはすべて被災地への義援金にすることを明らかにしている。

 ◇週刊少年マガジン編集部 冨士川哲也さん

 森川ジョージ先生の新連載「会いにいくよ」が、週刊少年マガジン31号から堂々連載開始! 昨年の東日本大震災発生直後、被災地でのボランティアに参加した絵本作家・のぶみ先生が、その経験をつづったエッセーマンガ「上を向いて歩こう!」。この作品を原作に、森川先生が入魂の原稿をUPしております。また、2話目以降はマガジン作家陣も作画の一部にゲストとして協力予定です。マガジンの歴史に刻まれる作品になっていると思います。ぜひ、皆様ご覧ください。(毎日新聞デジタル)

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