錦織圭選手:「全豪以上を狙いたい」 全米オープン1回戦前に意気込み語る

「全米オープンテニス」男子シングルス1回戦に出場する錦織圭選手 写真=ロイター/アフロ
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「全米オープンテニス」男子シングルス1回戦に出場する錦織圭選手 写真=ロイター/アフロ

 米ニューヨークで27日、今シーズン最後のテニス4大大会(グランドスラム)の「全米オープンテニス」が開幕する。大会第1日の男子シングルス1回戦でアルゼンチンのギド・アンドレオッシ選手と対戦する錦織圭選手に大会への意気込みなどを聞いた。WOWOWでは錦織選手の1回戦の模様を27日深夜0時5分から生中継する。(毎日新聞デジタル)

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 −−この12年シーズン、ここまで振り返ってどうでしょう?

 満足している部分もあるし、満足していない部分も同じくらいにあると思います。まだ結果にアップダウンがあるというか、やはりけががちょくちょく出てしまうのでトレーニング期間が足りていないのは事実だと思います。1年を通して自分の7、8割が常に出せる状況であればトップ10、トップ15(現在は18位)も可能だと思いますし、全豪オープンでベスト8といううれしい結果も出ています。課題はけがなので、そこは克服しないと満足できません。

 −−ロンドン五輪ではブログで「吹っ切れた」「自分は攻撃的に行きたいということを再確認した」とありましたが、具体的にはどういうことですか。

 それまでハードコートシーズンで少し苦戦していました。けが明けでなかなか思うようなプレーができず苦戦していた中で、五輪という大きな舞台。芝ということもあり、やはり攻めて打っていくのが一番の自分のよさを発揮できるのかなと考えました。プレッシャーやらいろいろありましたが、それを気にせず、あまり考えずいこうと思ってやった結果がいい方向に向きましたね。

 −−いよいよシーズン最後のグランドスラム「全米オープンテニス」です。今のコンディション、心境はいかがですか?

 調子自体は本調子とはいえない状況ですが、シンシナティー(マスターズ)では2回勝ちました。3回戦でタフな相手に負けてしまいましたが、調子はよくもなく悪くもなくという感じですね。こういう時期はやはり我慢の時ですし、五輪でそれなりにいい結果が出てきたので、それをモチベーションに今はまたやっています。

 −−芝からハードコートに向けて、五輪でつかんだ自信に加え、前哨戦のトロント、シンシナティーと戦ってきたことで、コンディションは上向きということでしょうか?

 いい感じでここまで来ています。全米オープンではいい結果を出してきているので、自分にあっている大会だと思いますし、いい結果を出したいです。

 −−全米オープンはほかのグランドスラムと比べて何か特別な思いはありますか。

 08年にベスト16に入った鮮明な思い出があるので、それが一番記憶に残っています。グランドスラムの中でもそういった思い入れがありますし、自分に合っている大会だなと思います。あとは米国なので、(活動拠点にしているフロリダから)時差もなく飛行機で2時間ほどですし、親近感も感じられる部分だと思います。

 −−大会への意気込みは?

 自分のできるすべてを出して、全豪以上を狙いたいと思います。

*……WOWOWでは、大会の様子を9月10日まで連日生中継。注目の男子シングルス1回戦「錦織圭選手対ギド・アンドレオッシ選手(アルゼンチン)」は、27日深夜0時5分からWOWOWライブで生中継。大会初日は無料放送となる。

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