長澤まさみさんら有名女優を輩出した東宝シンデレラオーディションの第7回大会で審査員特別賞を受賞した山崎紘菜(ひろな)さん(18)、秋月成美さん(15)、ニュージェネレーション賞を受賞した小川涼さん(12)が4日、「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」(東京都港区)で行われたバーチャルリアリティー(VR)映像で文化財が学べる上映プログラム「シネマ de 文化財~みる・しる・わかる歴史体感教室~」のPRイベントに登場した。憧れの男性俳優を聞かれた山崎さんは「阿部寛さんが好きです。渋いところとか、かっこいい」と照れながら回答。さらに秋月さんも「竹野内豊さん」、小川さんも「渡辺謙さん」と3人とも渋めの俳優の名を挙げ、記者たちを驚かせていた。
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東宝シンデレラオーディションは、84年に東宝の創立50周年の記念イベントとして開催。その後87年、91年、96年、00年、06年に開催し、11年に7回目が行われた。第1回のグランプリに沢口靖子さん、第2回の審査員特別賞に水野真紀さん、第5回のグランプリに長澤さんと、有名女優を数多く輩出している。
3人とも、先輩である長澤さんが憧れの女優といい、小川さんは「きれいなのに、優しくていい人。2回ぐらいお話をしたことがあるんですけど、『頑張って』って言われました」と実際に会った時のエピソードを披露。また、秋月さんは「私が女優を目指したのは長澤さんの『セーラー服と機関銃』を見たのがきっかけ。だから好きです。ドラマで共演したのですが、意外とさっぱりとしてて、男らしくて、人間としてもすごく好きになりました」と明かし、山崎さんも「最近映画で共演したのですが、すごくよい先輩を持ったなと。その時は緊張してたんですけど、話しかけてくれて(緊張を)やわらげてくれました」と笑顔で答えていた。
TOHOシネマズと凸版印刷は、TOHOシネマズが運営する映画館で提供する上映サービスとして、バーチャルリアリティー(VR)映像で作られた仮想現実空間で文化財を学べる教育機関向けの学習コンテンツを共同開発しており、その一般上映イベントとして、「シネマ de 文化財」を、10月17、31日、11月14、28日の計4回、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催する。今回の発表会では、3人が「東宝シンデレラ バーチャルトラベル同好会」のメンバーとして、その上映イベントのPRを行った。実際にVR映像を見た小川さんは、「歴史は苦手だったのですが、この映像を見て興味を持ちました。時代劇にも出てみたい」と刺激を受けていた。
「シネマ de 文化財」で上映されるプログラムは2種類で、10月17日、11月14日は「日本の世界遺産 −唐招提寺・興福寺−」を、10月31日、11月28日は「中国とロシアの世界遺産 −紫禁城・ウスペンスキー大聖堂−」を上映する予定。料金は一般が1000円、高校生~小学生が800円、未就学児童は無料となっている。(毎日新聞デジタル)
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