大ヒットしたインドの娯楽大作「ロボット」チームの最新作「ボス その男シヴァージ」が公開中だ。実在する伝説的な俳優シヴァージ・ガネーシャンをモチーフに、おなじみのインドの国民的スーパースター、ラジニカ−ントさんがヒーローを演じる。ノリノリのエキゾチックな音楽、テンポのいい展開、多彩なカメラワークが楽しめる群衆のダンスシーンや派手なアクション満載のめくるめく3時間。けして長くは感じない。映画が夢の世界であることを改めて感じさせてくれる1作。
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インド人実業家シヴァージ(ラジニカ−ントさん)が米国からインドに帰国した。シヴァージは米国で成功してためた資金を元手に、故郷チェンナイで親類のおじさんと一緒に、貧しい人々が無料で通える医療施設や学校を建設しようと計画する。そんな折、シヴァージは美しい女性タミル・セルヴィー(シュリヤー・サランさん)に一目ぼれ。積極的にアプローチするが、タミルはなかなかなびかない。地元では、有力者だが悪徳の企業家アーディセーシャン(スマンさん)が賄賂を使って政治家や地主を味方につけ、病院経営を独占していた。シヴァージは自身の計画をアーディセーシャンに邪魔されてしまう……。
こんなに長編なのに、ここまでワクワクし通しとは! さすがインド映画、さすがインドのスーパースター・ラジニカーント! 自信満々のキメ顔に、丸いおなかが魅力だ。彼が演じるシヴァージは、弱い民たちのボスだ。実際に慈善事業をするラジニそのもののような役柄で、ただでさえキャラが濃いのに、白人になってみたり、スキンヘッドになってみたり……毎回アッと驚く仕掛けを上書き更新してくれる。「クール!」「身震いだろ」の決めぜりふと、「ラカラカラカ」の音が耳にこびりつく。「ロボット」でも音楽を担当したA.R.ラフマーンの生命力あふれる多様なサウンドも絶品。もちろんインド映画ならではのダンスシーンも大きな見どころだ。肌が白くなった喜びの1曲だけでも、何回着替えるのだ!と驚かされる。シネマート新宿(東京都新宿区)、ヒューマントラスト渋谷(東京都渋谷区)ほか全国で順次公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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