武田鉄矢:山田洋次監督に感謝「20年たって気づいた」

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 歌手で俳優の武田鉄矢さんが7日、東京都内で開かれた「隔週刊 山田洋次名作映画DVDマガジン」(講談社)の創刊発表会見に山田洋次監督とともに登場した。山田監督の「幸福の黄色いハンカチ」(77年公開)で映画デビューした武田さんは撮影時に山田監督から「喜劇ってのは泣きながら作るもの」と指導されたことが印象的だったといい「バカなので、20年くらいたって。怒られたことを何で怒られたのか気付いた」と感慨深そうな様子で語っていた。

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 武田さんは「『幸福の~』はスタートラインの白線であり、ゴールの白線のような気がしてなりません。芝居というものの深さを知った素晴らしい映画。大事なことを忘れそうになったとき、監督の言葉を励みにしています」と目を潤ませた。さらに「監督の掲げる目標が高くて、プレッシャーだった。すると、高倉健さんが励ましてくれるんですよ」と撮影を振り返ると、山田監督は「(武田さんは)最初のころは緊張してつらかったんじゃないでしょうか。後で、(武田さんが)落ち込んでいるときに、健さんがなぐさめていたと聞いて、うれしかった。僕も(高倉さんに)助けられた。いいチームワークだった」とうれしそうに話した。

 「隔週刊 山田洋次名作映画DVDマガジン」は山田監督の作品を収録したDVDと映画解説を掲載した雑誌がセットとなっており、8日に創刊号「幸福の黄色いハンカチ」が発売。全25巻で「キネマの天地」「学校」「家族」などがラインアップされている。(毎日新聞デジタル)

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