堤真一:ファーストキッチンの“1時間店長”に

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 俳優の堤真一さんが17日、主演映画「俺はまだ本気出してないだけ」(福田雄一監督)の完成記念イベントで、ハンバーガーショップ、ファーストキッチン赤坂見附店(東京都港区)の“1時間店長”に就任。同店でアルバイトをする中年男性・大黒シズオを演じた堤さんは、役柄と同じ制服に身を包み、福田監督を客に見立てて接客するも、ふざけた態度をとって「この対応、大丈夫ですか?」と福田監督からつっこまれていた。

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 「俺はまだ本気出してないだけ」は、「月刊IKKI」(小学館)で連載されていた青野春秋さんの同名マンガが原作。シズオは、マンガ家になる夢を追いかけながら、アルバイトとサッカーゲームに明け暮れるバツイチで子持ちの42歳。娘・鈴子から借りた金で酒を飲んだり、バイト先のファーストキッチンでは年下の若者に“店長”とあだ名をつけられてばかにされるなど、さえないシズオとその家族の日常を描く。橋本愛さん、生瀬勝久さん、山田孝之さん、濱田岳さん、水野美紀さん、石橋蓮司さんらも出演する。6月15日公開予定。

 映画について、堤さんは「原作の主人公の見た目はこういう人」とふくよかな福田監督のおなかを触りながらいい、「マンガではかわいいキャラクターなんですが、僕がやると単にいやなやつになっています。原作とは全然違うので、原作ファンの人は見ないでください」とコメント。しかし、「福田さんにしては、いい映画になっています。ただ笑いだけを追求した福田さんの映画ではなく、初めて映画監督っぽい作品」とジョークまじりに語ると、福田監督も苦笑しながら「いい映画になってましたね」といい、2人で同作をアピールしていた。(毎日新聞デジタル)

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