人気子役の鈴木福君が23日、北海道夕張市で開催中の「第23回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の会場で地元の人気キャラクター「メロン熊」と“対決”した。福君はサングラスにスーツという初主演映画「コドモ警察」(福田雄一監督)のデカ長の姿で屋外ステージに登場。雪の舞う中で顔面がメロンになった「メロン熊」と対面すると、デカ長らしく慌てることなくショットガンを構えて“応戦”して見せた。
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「メロン熊」は、北海道物産センター夕張店のマスコットキャラクターで、夕張メロンの畑で野生のヒグマによる食害が発生したニュースを基に考案された。「夕張のおいしいメロンを食い荒らして変ぼうしたフルーツアニマル」という設定で、マイルドな熊と狂暴化した熊の2種類存在するが、福君は「可愛い。狂暴化したのは恐怖度33だけど、今回のは5.5」と独自の数値で表現していた。
映画は特別招待作品として22日に上映され、同日に舞台あいさつも実施。福田監督は「観客に家族連れが多くて、家族でこの作品を見られているのを昨日初めて実感できてうれしかったですね」と前日を振り返り、「来年の映画祭に続編を持ってまた来たい」と意欲を見せると、福君も「僕も(共演の)みんなで来て世界で一番大きなかまくらを作りたい。あとスキーをして、メロン熊と雪合戦して……。みんなで夕張メロンをむしゃむしゃ食べたい」と夢をふくらませていた。
「コドモ警察」はドラマ「33分探偵」「勇者ヨシヒコと魔王の城」などで知られる福田監督のオリジナル脚本で、悪の組織によって特殊捜査課が全員子供にされてしまったという奇抜な設定で展開された刑事ドラマ。福君は本当は50歳の「デカ長」を演じ、本田望結ちゃんが“アラサー”の女性刑事・林舞子を演じる。劇場版は、悪の組織「レッドヴィーナス」から来日するカゾキスタン大統領の暗殺予告が届き、刑事らはその暗殺を阻止し、大人に戻れるのか……というストーリー。3月20日に全国公開。(毎日新聞デジタル)
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