ハリウッドの大物俳優ダスティン・ホフマンさん(75)が、初監督作のPRのため、21年ぶりに来日することが19日、明らかになった。これまでに「トッツィー」(82年)や「レインマン」(88年)、「フック」(91年)と3度、俳優として来日していたが、今回は初監督作「カルテット!人生のオペラハウス」を引っさげ、4月8、9日に開かれるジャパンプレミアや来日記者会見に出席する予定。監督としての発言が注目される。
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映画「カルテット!人生のオペラハウス」は、オペラ「椿姫」で有名な音楽家ベルディがイタリア・ミラノに建てた実在するホーム「ベルディの憩いの家」をモデルにした、英国の美しい田園風景の中に建つ引退した音楽家たちのための音楽の館「ビーチャム・ハウス」が舞台。そこで穏やかに余生を送るレジー、シシー、ウィルフだったが、昔のカルテット(四重唱)仲間で、野心とエゴで皆を傷つけ去っていった大スターのジーンが新たな入居者としてやってきた。しかも、レジーとジーンはかつて“9時間だけ”夫婦だったという間柄。近く行われる予定のコンサートが成功しなければホーム閉鎖という危機を迎え、皆が伝説のカルテット復活に期待を寄せるが、過去の栄光に縛られたジーンは歌を封印してしまう。伝説のカルテットは再結成なるか?……というストーリー。
出演はマギー・スミスさん、トム・コートネイさんら英国を代表するオスカー俳優が集結。脚本は「戦場のピアニスト」(02年)や「潜水服は蝶の夢を見る」(07年)で知られるアカデミー賞受賞経験のあるロナルド・ハーウッドさんが担当した。ホフマン監督は「飛行機の機内でこの作品の脚本を読み終えたとき、妻が僕を見ていたんだ。目に浮かんだ涙を見て『どうして泣いているの?』と聞かれてね。私は普段泣いたりしない。非常に批評的だから。『これは、やらないといけない!』と思ったんだ」と初監督のきっかけを語り、「人生を強く生きるということ、それだけだ。与えられた人生はわずかな時間しかない。グズグズしないで 今すぐ動こうということだよ」というメッセージを込めたという。
今作にはオペラやクラシックなどの名曲の数々も登場。生誕200周年のベルディ「椿姫」や「リゴレット」をはじめ、プッチーニの「トスカ」など名作オペラを中心に、バッハ、シューベルト、ハイドンなどのクラシックからジャズに至るまでの名曲で映画を彩る。また、キャストに世界的に有名なソプラノ歌手ギネス・ジョーンズさんをはじめ、名だたるオペラ歌手、ピアニスト、トランペット奏者らが参加しているのも話題だ。4月19日からTOHOシネマズシャンテ(東京都千代田区)ほか全国で順次公開予定。(毎日新聞デジタル)
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