ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太選手が12日、東京都内で会見し、プロ転向を表明した。所属先は三迫ジムで、村田選手は「プロボクシングの世界でチャンピオンを目指す」と決意を語った。また、今後の活動について、16日に後楽園ホール（東京都文京区）でプロテストマッチを行うといい、その試合の模様はフジテレビがゴールデンタイムに生中継することも発表された。

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　会見で村田選手は、五輪後のボクシング以外のさまざまな活動から「自分自身ボクシングを始めたころの夢を忘れて生きていっていいのか」と悩んだといい、改めて「子供のころの夢に挑戦したい」とプロ転向を決意した理由を明かした。

　プロで戦う階級については、「プロモートいただく方々にお任せしたい」と語り、「プロに転向する以上は、金メダルはおいしいえさでしかない。僕は挑戦する立場。試合の相手は全てライバルですし、一戦一戦戦っていきたい」と意気込んだ。

　16日の村田選手のプロテストマッチの模様は、日本ライトフライ級6位の井上尚弥選手と同級1位の佐野友樹選手の一戦を放送する「カスペ！『EXCITING TIME』」（フジテレビ系）で生中継。番組は午後7時～同8時54分放送予定。（毎日新聞デジタル）