中谷美紀:初大河に抱負も10代からの役作りに「どう若作りしようか」

14年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の新キャスト発表会に登場した中谷美紀さん
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14年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の新キャスト発表会に登場した中谷美紀さん

 人気グループ「V6」の岡田准一さんが主演する14年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で官兵衛の最愛の正室・光(てる)役を演じることになった女優の中谷美紀さん。新キャストの発表会見に登場した中谷さんは、「嫁いで早々に(官兵衛から)節約を命じられる役ですので、現代の節約を頑張っている主婦の方や働く女性たちに共感していただける役。戦国における新しい夫婦像を演じていけるのでは」と抱負を語る一方、「10代から演じなくてはならないので、どう若作りしようかというのが一番の課題です。がんばります」とユーモアたっぷりに意気込みを語った。

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 大河ドラマ初出演となる中谷さんは、「生まれて初めて大河ドラマに出演させていただくことになりました。こうした共演者の方々とご一緒させていただき緊張しています」とあいさつ。中谷さん演じる光は、自ら志願して黒田家に嫁ぎ、戦で城を空けがちな官兵衛の留守をしっかりと守る女主人という役どころから、「大変なお転婆(てんば)娘」と表現し、「型破りなキャラクターをいきいきと演じることができ、戦国時代において少しほっとするシーンになったら」と語った。

 また、軍師について「虎視眈々(こしたんたん)と勝利を狙っている大変聡明(そうめい)な方のイメージ」と話した中谷さんは、「私はあまり歴史に詳しくないので、歴史に大変詳しい岡田さんに教えていただくの楽しみにしています」とチャーミングに岡田さんにお願いしていた。

 この日は、中谷さんのほか、官兵衛を導く軍師・竹中半兵衛役を谷原章介さん、官兵衛を悩ませる最初の主君・小寺政職(こでら・まさもと)役を片岡鶴太郎さん、秀吉の妻・おね役を黒木瞳さん、官兵衛の父・黒田職隆(くろだ・もとたか)役を柴田恭兵さんが演じることが発表された。

 官兵衛は、戦国時代末期に、信長、秀吉、家康から重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた人物で“天才軍師”と称されている。播磨国(現兵庫県)姫路城主の長男として誕生し、22歳で家督を継いで父・職隆と同様に小寺家家老の座についた。その後、秀吉の軍師となって歴史の表舞台に登場し、天下統一の立役者となった。44歳で家督を息子・長政に譲り、晩年は筑前国(現福岡県)で過ごし、59歳でその生涯を閉じた。脚本は、NHKで「桂ちづる診察日録」(10年)、「陽だまりの樹」(12年)などの時代劇を手がけた前川洋一さんが手がける。8月にクランクイン予定で、放送は14年1月から。(毎日新聞デジタル)

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