注目ドラマ紹介：「警部補　矢部謙三2」　生瀬勝久主演の「トリック」スピンオフ続編

　人気ドラマ「トリック」のスピンオフとして10年4、5月に生瀬勝久さん主演で放送された連続ドラマ「警部補　矢部謙三」の続編「2」（テレビ朝日系）が5日スタートする。生瀬さんが、頭髪に重大な悩みを抱える主人公の刑事・矢部謙三を引き続き演じる。権力とお金にはめっぽう弱いが、目下の者には理不尽なまでに強気という前代未聞の刑事が活躍するコメディーミステリーだ。

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　「警部補　矢部謙三」は、10年4、5月に「金曜ナイトドラマ」枠で放送され、深夜ドラマとしては異例の平均視聴率10．7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録。NHKも含めた日本の連続ドラマで初めてスピンオフドラマに続編が作られることになった。

　前作に続き、矢部の相棒役で池田鉄洋さん、警視庁のキャリア役で姜暢雄さんも出演するほか、新レギュラーとして、警視総監の娘で天才的な頭脳を誇る美少女役で畠山彩奈ちゃん、矢部の上司の警視総監役で大和田伸也さんも出演する。また、相棒が必ず死ぬ女刑事、誰にでも変装できる暗殺者など「TRICK」シリーズの代名詞ともいえる強烈なキャラクターも毎回登場するという。

　第1話は、「碧き予言者」を名乗る窃盗犯による宝石盗難事件が発生する。犯行予告が書かれたカードを受け取っていた警察だったが、いたずらだと判断し対処を怠ったことから、世間から強い非難を浴びてしまう。そんな中、新たに警視総監に就任した御手洗ちかお（大和田さん）は、根拠もなく事件の早期解決を高らかに宣言したが、第2の事件が発生してしまう……。ここぞとばかり警視総監に接近し、懸命に取り入り、全権を委任されたと見事に勘違いした矢部（生瀬さん）は、「碧き予言者」を挑発するという暴挙に出て……というストーリーが展開する。

　放送は、5日から毎週金曜午後11時15分。（毎日新聞デジタル）