お笑いバイアスロン:沖縄発の“笑いの2種競技”初代王者が決定 高須光聖らも「レベル高い」

コントと漫才の2種競技で“笑いの総合力”を競う「お笑いバイアスロン2013」の初代王者に輝いた「こきざみインディアン」(前列中央)ら=琉球朝日放送提供
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コントと漫才の2種競技で“笑いの総合力”を競う「お笑いバイアスロン2013」の初代王者に輝いた「こきざみインディアン」(前列中央)ら=琉球朝日放送提供

 コントと漫才の2種競技で“笑いの総合力”を競う「お笑いバイアスロン2013」(琉球朝日放送)の決勝戦がこのほど、那覇市内で開かれ、お笑いコンビ「こきざみインディアン」が初代王者に輝いた。参加した79組から勝ち残った8組のファイナリストが激突した決勝戦に、審査員を務めた放送作家の高須光聖さんも「レベルが高かった」と賛辞を贈った。

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 「お笑いバイアスロン」は今回が初開催。プロアマ、芸歴などは一切問わず、ピンでもユニットでも参加可能で、県内外から79組が出場。決勝戦には、1回戦、準決勝を勝ち抜いた、「リップサービス」「ハンサム」「ありんくりん」「しんとすけ」「初恋クロマニヨン」「ドラゴンエマニエル」「ベンビー」「こきざみインディアン」の8組が参加。高須さんをはじめ、そーたにさん、鮫肌文殊さん、伊藤正宏さん、中野俊成さんという放送作家5人が審査し、「こきざみインディアン」がコント、漫才ともに1位の成績で栄冠を勝ち取った。

 初代王者に輝いた「こきざみインディアン」は、もーりーさん、さーねーさんからなるお笑いコンビで、沖縄県内の他のお笑い賞を3連覇するなど、県内では人気、実力ともにトップクラス。後日会見した「こきざみ~」のもーりーさんは、「点数が発表されたときは、まだ喜びの感覚が分からなくて……。みんなからお祝いメールが入って『優勝したんだ!』と感じました」としみじみ。

 相方のさーねーさんは「審査員は僕らのことを何も知らない状態で、ただ今日のネタを見て、しかも、超売れっ子放送作家さんに評価される。本当の芯の部分を見せて評価してもらった。これまでと違う部分で王者になれたことはとてもうれしい」と喜びを語った。

 8月からは琉球朝日放送で初の冠番組「こきざみぷらす」(毎週土曜深夜0時45分)がスタートしたばかり。今後については、「沖縄でもレベル、質の高いライブ、また芸人もいると思うので、これからも(沖縄を)もっと盛り上げていきたい。沖縄お笑い界の先頭を走っていきたいですね」と意気込んでいた。

 審査員を務めた高須さんは「何度も本番中に言いましたけどレベルが高い。大阪だと大阪のすごくうまい人のマネをしたり、東京でもマネをしたりとかがあるんですが、沖縄の人たちのネタはオリジナルですごい」と絶賛。「すごくオリジナルで沖縄っぽいものがあったり、8組が本当にバラバラで、そのことに作家全員が驚いている。独特な進化だと思った」と評している。(毎日新聞デジタル)

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