風、薫る:最も視聴者がクギヅケになったのは「ずる賢い女」? 名前の呼び捨て? 第37回を「注目度」で振り返る

連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第37回(5月19日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時8分の69.0%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇ピークは看護婦見習い5人の会話

 第37回は、りん(見上さん)が、乳がんを患う千佳子(仲間由紀恵さん)の気持ちに寄り添おうとするが、突き放されてしまう。同じ頃、直美(上坂さん)も担当患者の丸山(若林時英さん)から痛いひと言を言われる。りんと直美は2人で悩みを分かち合うが、解決策は見つからない。

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 この日の注目度は、最高値が4回ぶりにあと一歩、70%台に届かず、全体的にやや低めで推移した。中盤の“山”がこの日の最高値、午前8時8分の69.0%だった。

 午前8時8分は、看病婦の詰め所にやってきた直美が「りん、見なかった?」と、そこにいた玉田多江(生田絵梨花さん)や泉喜代(菊池亜希子さん)、柳田しのぶ(木越明)に聞いた後の場面。直美が再びりんを探しに行った後、直美がりんの名前を呼び捨てにしたことに気付いたしのぶは「同じ科で実習すると仲良くなるのかなあ」「え~いいなあ~」とぼやく。しのぶは眼科で1人。多江と喜代は婦人科に配属されているのだ。この後が8分台のやりとり。

 多江がりんと直美のことを「あの2人、言い合いもするけど、お互いのこと、よくわかって……、ううん、わかろうとしてる気がする」と少しうらやましそうに話すと、すかさず「私だって同じですよ。多江」と喜代。多江は少しうれしそうに「ちょっと喜代さん…」と照れ笑いを浮かべるのが、かわいい。

 今度はしのぶが「多江、照れてるぅ~」とツッコむと、いつものように「しのぶ」と言って、冷静に制して見せる。しのぶは「なんで私は呼び捨てですの?」と不満顔だが、多江と喜代はそのやりとりが楽しいようで、笑顔を浮かべる。

 そこへ、東雲ゆき(中井友望)をおんぶした工藤トメ(原嶋凛)が詰め所に駆け込んでくる。患者が鼻血を出したのを見て、ゆきが気絶して倒れてしまったのだという。トメの背中からおろされ、イスに座らせてもらったゆきは「ありがとう……トメ」とお礼を言うが、「あっ…ごめんなさい。わたくしったら思わず……」と呼び捨てにしてしまったことに気付き、慌てる。トメはそんなゆきに「気にしなくていい。ゆき」と返し、その場にいた5人は一斉に笑い合う。

 「呼び捨て」をテーマに、息のあった会話が続く1分足らず。ともに看護婦を目指す7人の関係がともに“闘う”中で変わってきたことを感じさせる楽しい場面だった。

 前半には、患者を利用して助教授の藤田(坂口涼太郎)をおだてさせる直美の作戦に気付いた看病婦のフユ(猫背椿さん)が「ほかの見習いと違い、ずいぶんずるい女ね」と直美を非難する場面も印象に残った。その程度の嫌がらせには負けない直美は「ずる賢い女って言ってくれます?」と言い返したのが面白かったが、注目度は63.8%だった。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

「風、薫る」人物相関図が大きく様変わり 第7週から病院実習スタート

連続テレビ小説「風、薫る」の人物相関図(C)NHK
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